元彼が言い寄ってくる件 (ページ7)

今日:15 hit、昨日:12 hit、合計:5,318 hit

. ページ7

you

そのままうずくまっていると、スマホに
1件のメールが来た。ミンジ先輩だ
「もうニキくん戻ってきたけど、どうしたの？」と。

私はハッとなり、すぐさまトイレを出たが
鏡を見るなり絶句した。涙でマスカラが落ちて
目の周りが黒くなっている

「...どうしよう」

？「あ、あの！良かったら使いますか？」

私にそう声をかけたのは、一人の可愛らしい女性だった
背丈は高いが顔が幼くてThe女の子って感じだ
そんな可愛い子が私に差し出しのはメイクシート。

「...ありがとうございます。」

？「全然ですよ！」

100点満点の笑顔でそう言ってくれた彼女。
あぁ、きっとニキはこういう子が好きなんだろうな、
なんて今も考えてしまった私。惨めだな

「じゃあ、私戻りますね」

？「はい！」

名前と部署、聞いておけば良かった
けれどミンジ先輩を困らせたくないから
私は嫌でも部署に戻った。

「...す、すみません」

ミンジ「A、お手洗いは我慢しなくていいのに。」

「へ？何のことですか？」

ミンジ「だって、ニキくんが...」

私がニキに恐る恐る目を向けると
一瞬、目を合わせてすぐに逸らした

「は、はい、分かりました。」

ミンジ「うん。よし仕事に戻ろう」

もし、法律なんて存在しなければ私は
今頃ニキをぶっ倒してたな

.