元彼が言い寄ってくる件 (ページ14)

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あなたには関係ないページ14

you

ぎこちなく、体を離すとジョンウォンさんは
こちらを見詰めているが私はすぐに目を逸らした

ジョンウォン「...戻ろうか」

ジョンウォンさんはまた私の手を引いた

ジョンウォン「あれ、ニキ。どうしたの？」

下を向いていた私は気付かなかったが
前に居たジョンウォンさんは目の前に居るニキに
すぐに気付いたらしく、そう口に出した。
私は自然とジョンウォンさんの手を
強く、ぎゅっと握ってしまった

ニキ「別に何でもないですよ」

ニキ「ていうか、二人って付き合ってるんですか？」

私が「違う」と否定する前に
ジョンウォンさんが口を開いた

ジョンウォン「違うよ、付き合ってない」

ニキ「じゃあなんで手なんか繋いでるんですか？」

私たちを問い詰めるように言ってくるニキ。
そんなニキに、私は腹が立った
あんな別れを告げたニキにそんなことを
聞く権利なんてどこにもない

しかも、私たちはもう別れているのだから

「ニキには、関係ないよ。
そうやっていちいち聞いてこないで」

「ジョンウォンさん、行きましょう」

そう言うと私はニキを一切、目に映さず
ジョンウォンさんの手を引いてニキの横を通り過ぎた

ジョンウォン「Aさん、大丈夫？」

「大丈夫、です。ごめんなさい、巻き込んで」

ジョンウォン「いいよ。ゆっくりでいいから
ああ言った理由を話してくれない？」

話さない訳にはいかず、私はゆっくりと話し出した

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