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ヒスン「そういえば、結構お酒飲めるんだね。強い？」
ヒスンさんに突然そう聞かれて、私は
「どういうことだ」と疑問に思った
だって私はお酒なんて一口飲んだだけでぽやぽやに
なってしまうほどに弱いのだ。
「わ、私めちゃめちゃに弱いはず...」
ジェイク「え！？この中で今一番飲んでるはずだけど」
緊張の余り、自分の持っているグラスに入っている物が
度が強く酔いがまわりやすい酒だと気付かなかった
ソヌ「これ、やばいんじゃない...？」
ソヌさんが心配そうに言った瞬間、私は
全身の力が抜けて膝から崩れ落ちた
頭が回らない、呂律も回りそうにない
ジョンウォン「Aさん！大丈夫？」
「だ、だいじょうぶ.....」
「大丈夫です」と言い切る前に私の視界は
シャットダウンされて、最後に見えたのは
心配そうな顔をするジョンウォンさんだった
「んん...」
ジェイ「起きたか？」
薄らと目を開けるとジェイさんが居た
あれから、だいぶ寝てしまったみたいだ
まだ酔いは残っていて頭がふわふわする
「あれ、ジョンウォンさんは...？」
ジェイ「交流会の司会に抜擢されて今やってる」
「そうでしたか....」
小さいテーブルにはペットボトルの水と
酔いに効く薬が置いてあった
ジェイ「俺も行かなきゃだから
これちゃんと飲んで大丈夫そうだったら来て」
「はい、ありがとうございます」
ジェイさんは軽く微笑んだ後、部屋を出て行った
言われた通りに私は薬を水で流し込んだ
数十分間、大人しくしているとだいぶ楽になった
「...いくか」
ゆっくり立ち上がり、部屋を出ようとすると
外から二人の男女の声が聞こえてきた
「スアヤ、キスしていい？」
「一回だけね？」
なんて、やらしい会話だ。と思いながらも
耳を澄ますと男の声が何やら私の知っている人の
声に聞こえてきて一瞬手が震えたが、私は
迷いなく扉を開けた。するとそこには
地獄のような光景が広がっていた
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作者名：パーコ | 作成日時：2023年8月15日 0時
