元彼が言い寄ってくる件 (ページ2)

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「おはようございま〜す...」

私がそろりと会社内に入ると
私を一番に可愛がってくれている、ミンジ先輩が
すぐさま私に駆け寄ってきた

ミンジ「A！大丈夫？
何日か体調不良だったらしいけど」

「あぁ、はい！大丈夫です」

ミンジ「なんかあったでしょ？昼に聞くよ」

「ありがとうございます、先輩」

ミンジ先輩の温かい優しさにズタボロになった私は
涙が出てきそうになってしまったが
何とか我慢して久しぶりの仕事に熱中をした
あっという間に昼休憩になっていた。

ミンジ「それで、何があったの？」

「...彼氏と別れました」

ミンジ「そっか、そうだったんだ。訳は？」

「彼氏が、私を好きじゃなくなった。って」

ミンジ「話してくれてありがとう、A」

ミンジ「好きじゃなくなったなんて自分勝手すぎるよ
でもA、まだその人を忘れられないとは思うけど
世の中にはもっといい人がたくさん居るから。ね？」

「...はい。先輩、ありがとうございます」

鼻がツンとなって我慢するにも出来ず、
先輩の前でダラダラと鼻水を流しながら
たくさん、泣いて、泣いて、泣いた

先輩は黙って背中を撫でてくれた

「先輩、ありがとうございました。
だいぶ気が軽くなりました」

ミンジ「そう、良かった。
またなにかあったら言って？」

「はい...！」

微か、ほんとに微かだけど先輩のおかげで
体が軽くなって気も軽くなった気がした

というか、そんな気がしていたいだけだ

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