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別れ ページ1
you
ニキ「俺たちさ、別れよっか」
「...え、なんで？」
ニキ「Aのこと好きじゃなくなった。」
そう別れを告げられた途端、私は頭が真っ白に
なって視界がぼやけて気付けば涙が溢れていた
ニキはそんな私を見ると、一瞬だけ
悲しそうな顔をしてから去って行ってしまった
もう。それから私とニキは全く会っていない
連絡先も思い出の写真も、お揃いのネックレスも
全部、全部捨てた。ニキに関係するものは全て。
きっと、ニキの他に出来た好きな人は
私なんかよりも断然に可愛くてスタイルが良くて
完璧なニキに釣り合う人なんだろうなぁ、なんて
夜な夜な、嫌でも考えてしまう。
それが私の日常になっていた
「吹っ切れないと、だよね」
仕事も始まるし、この暗い気持ちを晴らさなきゃと
思い私は無理矢理にでも明るくなろうとした
「...忘れなきゃ」
そう、忘れなければ。
ずっと頭に残っているというのは駄目だ、絶対に
私は自分にそう言い聞かせ、何日かぶりに
外に出て、会社へ向かった。
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作者名：パーコ | 作成日時：2023年8月15日 0時
