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あの日から１週間経った今。
無言で家を出て、欠伸をしながら学校に向かう。
くそねむい。
しっかり寝過ぎてねむい。
おやすみなさいしたい。
ふわぁ…とまた欠伸をして、重力に逆らうようにゆっくりと顔を上げると、目にかかるほど伸びた前髪で見にくいけど、知ってる後ろ姿があった。
特徴的なもじゃもじゃ。
出久だ。
声をかけようか、かけまいか。
…面倒だからいいや。
そう結論づけた時、出久の方が僕に気付いて話しかけてきた。
「あ、君この間の！」
そう言って出久は僕に駆け寄ってくる。
出久は、あ、そうそう！と思い出したように口を開くと僕に名前を聞いてきた。
「君、名前なんていうの？」
これ…答えないと駄目かな。めんどくさい。
僕は氷雨Aです。
当然心の中で答えても出久に聞こえるはずなく、ただ時間が過ぎるだけ。
『…氷雨』
ポツリと呟くように言うと、出久は「へ？」と聞き返してきた。
『……氷雨A』
先程よりもしっかりした声で名前をいうと、出久は優しく笑う。
「氷雨君かぁ」
ぽそりと僕の名前を呟いた出久は、僕の方をしっかりと見つめてこう言った。
「よろしくね！」
凄く眩しい。
思わず、目を伏せてしまった。
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ヨナ(プロフ) - みのさん» ありがとうございます！更新頑張ります！！コメントありがとうございます！ (2018年3月5日 18時) (
レス) id: fcc86ea453 (このIDを非表示/違反報告)
みの - 面白いです！つづきがたのしみ 頑張ってください！ (2018年3月3日 11時) (レス) id: 3c8a2f8e50 (このIDを非表示/違反報告)
ヨナ(プロフ) - ☆のん☆さん» うわあああああああ、本当じゃないですか…漢字変換を間違えてます…。本当にありがとうございます (2018年2月23日 2時) (レス) id: fcc86ea453 (このIDを非表示/違反報告)
☆のん☆(プロフ) - 24も同じくですね (2018年2月23日 2時) (レス) id: a06af2fe7f (このIDを非表示/違反報告)
☆のん☆(プロフ) - 10話 飯田の一人称は高校では俺 中学は市立(いちりつ)ではなく私立(しりつ)。 (2018年2月23日 2時) (レス) id: a06af2fe7f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヨナ | 作者ホームページ：http:/uranai.nosv.org/u.php/hp/yukanovel01/
作成日時：2017年12月11日 21時
