好 奇 心 【名探偵コナン】【男主】

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『何マジな顔になっちゃってんの？図星つかれたような顔してるよ？』




顔面蒼白でこっちを見てくるコナン君。
そんな顔でよくバレないな、と逆に感心するほどだ。


しょうがない。ここは助け舟を出してやるか。



『...なんてね。ホントに子供じゃなかったら面白いのにね』




｢お兄さん...おもしろいこと考えてるね｣





ホッと胸を撫で下ろすコナン君。

面白いこと考えるね、だってさ。



面白いことじゃなくて"事実"なんだけどね。





『じゃ、そろそろ上がろうか。手ふやけてきちゃったよ』



ほら、と言ってコナン君に手を見せると、呆れたように笑われた。



...俺高二なんですけど、と言ってしまいそうになる。




ザパっと湯船から上がると、脱衣所から蘭の声が聞こえてきた。




｢ねぇ、君のパジャマ、私のお父さんのTシャツとかでいいかな？｣




『あ、ハイ。ありがとうございますね』





いいのよ、と言って蘭は脱衣所から出ていった。





俺とコナン君も脱衣所に行き、体を拭いて服を着た。



｢....お兄さん、スポーツか何かやってたの？｣




じーっと俺の体を見て言ってくるコナン君に、いやんっとか思いながら『別にー？』と返した。




あ、いやんっには突っ込まないでくれると助かる。


俺は決してオネェじゃない！




｢お兄さん、綺麗な体してるね...｣




コナン君は自分の体と俺の体を見比べる。


今のコナン君の体と比べても意味無いと思うのは俺だけだろうか。






















ただ、天才モテモテイケメン設定のチート野郎でもそんなことを考えるのにはビックリした。

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