好 奇 心 【名探偵コナン】【男主】

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安室side




コナン君に電話し終わった後、また盗聴器を聞いていた。



そこまでは、別におかしな点は無かった。






けれど、次の瞬間。







［あー、それにしてもジンとウォッカがまさか.....］




ジンとウォッカの名前を出した彼は
溜めるように言って、｢あっ｣と呟いて、



［安室さん、これ以上は言えないです。ごめんね？］


息を吹きかけるかのように俺に向かって言ってきた。




｢まさか、気づいて.....！？｣


じゃなければ僕の名前をわざわざ出すなんてことしないだろう。



その後、盗聴器を壊そうとしてたのだろうか。


［えっ！？なにこれ潰れない！！みんな簡単に握り潰してたのに！！どうしたら壊れんだよ！！あっ、待って！？この声も聞こえてるわけ！？俺ダサすぎじゃん！？］




しっかりと聞こえている...なんて思いながら、こいつが喋っている中に失言があることに気付いた。






まずは黒ずくめの組織のこと。

しかしこれは聞かれていると分かっていたからこれ以上は言えないと言ったのだろう。つまり言い訳の余地があるという事だ。




次に


"みんな簡単に握り潰してたのに"



みんな握り潰していたということは、そういう環境下にあるということ。




______組織の一員であることを示す。








けれど、証拠が完全でない。







いや、違う









.....証拠がないんだ。

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