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冷や汗をかいていると、コナン君が眼鏡を光らせた。
そう、なにか謎を解いた時、もしくは何かわかった時。
そして、この俺の考えは当たった。
コナン君は俺の手を見て口を開いた。
「あれれー?お兄さん、…手に何書いてるの??」
そしてコナン君は俺の手を持ち、手の甲に書かれた2人のサインを見て、凍りついた。
「ジン.....と、...ウォッカ...?」
まぁ、そうなるだろう。だってコナン君はずっと黒づくめの組織を追っていたんだから。
そんなヤツらに俺は簡単に会ってしまった。
運がいいのか悪いのか。
俺の場合運が悪いというのはありえないが。
そしてなお手の甲を穴が開きそうなくらい見つめてくるコナン君に、何も知らないふうなのを装って話しかける。
『コナン君..なんかようかな?』
「ねぇ、お兄さん。この手の甲のサインって...誰に書いてもらったの...?」
誤魔化そうとも思ったが、この凍りついたような表情のコナン君をからかいたくなった。また余計な好奇心が疼く。
『あー、これね、俺の大好きな人に書いてもらったんだ』
語尾にハートが付きそうなくらいの声に、コナン君がまたもや眼鏡を光らせた。
「大好きな人を覚えてるってことは、お兄さん、本当に記憶喪失なの?」
ニヤリと笑ってそう聞いてくるコナン君。
これは今度こそ完全に墓穴を掘ってしまったようだ。
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ヨナ(プロフ) - ななさん» 本当ですかっ!?え!?凄い嬉しいです!!主人公可愛いというのには驚きましたwコメントありがとうございます! (2017年8月2日 17時) (レス) id: fcc86ea453 (このIDを非表示/違反報告)
なな - ぁぁぁコナンのトリップ小説の中で一番好きです…!!主人公かわいいい (2017年8月2日 17時) (レス) id: d41e4b697b (このIDを非表示/違反報告)
ヨナ(プロフ) - nanoka(*´∀`)さん» ありがとうございます!盗聴器...意味深にしたかったんですけどねwwギャグにいってしまいましたw意味深になるように頑張ります!コメントありがとうございます! (2017年8月2日 17時) (レス) id: fcc86ea453 (このIDを非表示/違反報告)
nanoka(*´∀`)(プロフ) - 盗聴器のところで思わず笑ってしまいました笑笑 意味深キャラ好きです!!これからも更新頑張って下さい。 (2017年8月2日 9時) (レス) id: 6cc8f880fc (このIDを非表示/違反報告)
ヨナ(プロフ) - アザミとヒマワリさん» ありがとうございます!!私のキャラが意味深になりきれてるか不安ですが頑張ります!コメントありがとうございます! (2017年8月1日 23時) (レス) id: fcc86ea453 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ヨナ | 作者ホームページ:http:/uranai.nosv.org/u.php/hp/yukanovel01/
作成日時:2017年4月15日 18時