好 奇 心 【名探偵コナン】【男主】

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そっと顔を上げるとメガネをかけた子供が俺を見下ろしていた




ただ、その声と姿が...見たことあるのは気のせいだろうか。




もし俺が思ってるあいつだったら.....俺は事件に巻き込まれる



なんたって死神なのだから。





『あ、あぁ...大丈夫だから、向こう行って』





少しキツめに言うとあいつじゃなければどこかへ行くだろう




ズキズキと、痛みも増す一方だ





｢駄目だよ、お兄さん。頭痛いんだよね？座り込むほどの。そして自分の家に帰らないということは痛くて動けないか....."家がどこかわからない"のどちらかだよね？


それでお兄さんは後者だよね？」




この推理を聞いて確信した



多分、この子供は.....江戸川コナン、いや、工藤新一だ。





証拠はまだ無いけれど。


もしあっていたら.....面倒くさいことになるだろう。


『は.....？違うよ....？頭痛くて動けないんだよね.....』



それっぽく家がわからないということをぼかす




『俺...自分で病院行ってくるからさ...じゃあね』




そういうことを言ってる間に俺の頭痛も治ってきていた。




お金もない、家もない。




まぁ、病院に行けば1泊くらい出来るだろ。






なんて、そんな考えは浅はかだっただろうか






｢.....じゃあ僕も一緒に行くねー！｣





『.....うん？』

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