それぞれの道 ページ35
「そういう訳で、その日ヒソカはヨークシンシティのどこかにいる筈だ」
「成程、9月1日ね。わかった、ありがとう」
ゴンは取り敢えずヒソカの居場所がわかり笑顔で礼を言った
・
電車から降り、少し歩いた所で
「じゃあ、私はここで失礼する」
クラピカは突然立ち止まり、別れを告げた
「えっ？」
ゴンは驚いてクラピカを見る
「キルアとも再開出来たし、私は区切りが着いた。オークションに参加するには、金も必要だしな。これからは本格的なハンターとして、雇い主を探す」
元からそのつもりだったのだろう
クラピカの事だから、もう何処で何をするのかは決まってそうだ
「そっか……。じゃあ俺も、故郷に帰るとするか」
クラピカの言葉をきっかけに、レオリオも別れを告げる
「レオリオも？」
ゴンがレオリオを見ると、レオリオは笑いながら
「やっぱり医者の夢は捨てきれねぇ。国立医大に受かればこれで馬鹿高い授業料は免除されるしな」
と言ってレオリオはハンターライセンスを持った
「これから帰って猛勉強しねぇとな」
その言葉には嬉しさ未来への期待が感じられた
「うん、頑張ってね」
ゴンもそんなレオリオに対して笑顔で応援した
「えっと……私も」
「えっ？！ Aも？」
ゴンは驚いて私を見る
「うん。色々と調べたい事があって、ハンターをする上でも、何かと知ってた方が便利かなって」
そう、まずは翼人について調べなければならない
それと、ハンターになったのはいいものの
私はハンターについて何も知らないから
折角ハンター試験に合格したのだから、この資格を私なりに活用したい
「そっか……。なんだか寂しくなるね」
そう言ってゴンは苦笑いをした
そんなゴンに申し訳ないと思いつつも、私の心は変わらなかった
・
そうして私達は飛行船乗り場に着いた
そして互いの顔を見合う
「また会おうぜ」
「そうだな……。次は」
「9月1日ヨークシンシティで」
皆で口を揃えてそう言った後
「じゃあな」
レオリオを筆頭に私達はそれぞれの行く場所へと足を進めた
私も、行くところは特に決まってないから、自宅へと帰ることにした
飛行船に乗り何となく窓の外を見ると
「ゴン！ キルア！」
2人が見送ってくれていた
ゴンは両手を降って何か叫んでいる
何だか心強くなれた気がした
2人はこれからどんな事をするのだろうか
そんな事を思っていると、飛行船はいつの間にか上空へと上がっていた
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名無し - もっと作ってほしいです！続編見たい… (2023年2月20日 20時) (
レス) @page47 id: d19581cf0a (このIDを非表示/違反報告)
あい - この物語とても面白いです。続きが早く見たいです。 (2019年9月7日 20時) (レス) id: bcb6bd7e00 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Skin | 作成日時：2019年2月24日 20時
