ゴンvsハンゾー ページ12
「気絶させてもカウントはとらない、TKOもなし」
「はい、それだけです」
「なるほど……」
ハンゾーはルールを確認するとゴンに視線を移した
ゴンは作戦でも考えているのか
ハンゾーをジッと見つめていた
「では、時間です」
試験官はそう言いながら2人から距離をとった
2人はそれを聞いていつ試合が始まっても良いように構え始める
「始め！」
試験官がそう言った直後
ゴンは一気に走りだしハンゾーから距離をとった
しかし1秒もしないうちに
ハンゾーはゴンの横に移動し距離を詰めた
「大方足に自信アリってとこか……認めるぞ」
ハンゾーはそう言った後
ゴンの首に素早く手刀を打ち込んだ
「子供にしちゃあ上出来だ」
ゴンは静かに床に倒れ込んだ
「ゴン……」
あまりにもあっさりと決着がついたように感じ
私はそう呟いたあとに口元を手で覆った
キルアはその様子を見てあからさまにイライラしているようだった
ゴンは立ち上がろうとしているようだが
首に手刀を入れらた影響で脳が揺れ
手足に力が入らないみたいだ
「さて、普通の決闘ならこれで勝負ありなんだがな……ほれ、目ぇ覚ましな」
ハンゾーはゴンの肩を掴んでゴンを起こした
「気分最悪だろ、脳ミソがグルングルンするように打ったからな。わかったろ？ 差は歴然だ。早いとこギブアップしちまいな」
ゴンは目を見開いて歯を食いしばりながら耐えていた
「いや……だ……！」
ゴンがそう言うとハンゾーはゴンの頭を強めに押して
ゴンの頭を揺らした
ゴンは思わず咳き込んでしまっていた
「よく考えな、今なら次の試合に影響は少ない。意地張ってもいい事なんて一つもないぜ？ さっさと言っちまいな」
ゴンの顔には大量の汗が吹き出ている
素人からでも見ればわかる
もうこれ以上の無理は辞めておいた方がいい事ぐらい
だが
「誰が言うもんか！」
ゴンは絶対に諦めようとしなかった
すかさずハンゾーの蹴りがゴンの顔に直撃する
「言え」
ハンゾーはそう言うが
ゴンは黙ったまま震える手足を抑えて立ち上がった
ハンゾーは今度はゴンの腹を上に向かって蹴り飛ばす
ゴンは腹を抑えながらまた床に膝をついた
そんな様子を見て耐えきれなくなったのか
レオリオが叫ぶ
「ゴン！ 無理は寄せ！ 次があるんだぞ！ ここは……」
「レオリオ！ お前がゴンの立場なら、参ったと言えるか？」
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名無し - もっと作ってほしいです！続編見たい… (2023年2月20日 20時) (
レス) @page47 id: d19581cf0a (このIDを非表示/違反報告)
あい - この物語とても面白いです。続きが早く見たいです。 (2019年9月7日 20時) (レス) id: bcb6bd7e00 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Skin | 作成日時：2019年2月24日 20時
