理不尽の答え ページ13
考えれば考えるほどこんがらがっていった
しかし金髪の人は
「はっ……言葉ではくくれない……そうか」
なにかに気が付いたようで
「レオリオ！」
そう言って仲間に伝えようとするが
「待ちな」
それを寸前でおばあさんが止める
「なっ」
金髪の人は驚いておばあさんを見ると
おばあさんはなにか考えた様子で金髪の人を見つめた
「これ以上のお喋りは許さないよ。余計な発言をしたら、即失格だ！」
そう言われてスーツの男性はあきらかに怒った顔をして
金髪の人はそれを少し焦った顔で見る
しかしスーツの男性には伝わっていない様子だった
そして金髪の人は少年に目を向ける
少年はさっきから腕を組んで下を向いて一生懸命に考えていた
そうこうしている間に問題は始まってしまう
「それでは問題」
やっぱり何かを答えるのが正解なのか
それとも……
「お前の息子と娘が誘拐されて、どちらか一人しか取り戻せない。一、息子……二、娘。お前はどちらを取り戻す？」
スーツの男性の怒りはもう限界だった
それを煽るようにおばあさんはカウントを始める
「五」
スーツの男性は近くの家に立てかけてあった長い木の棒を手に取り
「四」
それを空中で数回振った
「三」
しかしカウントは止まらない
「二」
「一」
そしてついに
「ぶー＿＿終了」
そういった瞬間にスーツの男性は長い棒を持っておばあさんに襲い掛かる
「うおおおおおおおおおおお」
反射的に顔を背ける
そして少したったころに
恐る恐るおばあさんのほうを見ると
金髪の人が男性の攻撃を持っていた木刀のようなもので受け止める
おばあさんはまるでそれをわかっていたかのように
平然とした顔で座っていた
そして二人は口論をし始めた
「止めるなクラピカ！ 俺はこいつに説教してやんねえと気が収まらねえ！」
「落ち着けレオリオ！」
「これが落ち着いていられるか！」
「せっかくの合格を棒に振る気か！」
へ？ 合格？
そう思ったのはスーツの男性も同じなようで
「へ？ 合格？」
私の思っていた言葉と全く同じことを言った
金髪の人はそれを説明するように言った
「我々とそこの彼女は、正解したんだよ。沈黙、それが正しい答えなんだ」
つまりこの言い分からすると私も正解したのだろうか
スーツの男性はまだわかっていないようで
「沈も……なんだって？」
そりゃそうだ
だってさっきの男性は母親と答えてさっき道を通してもらっていたじゃないか……
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コップ娘(プロフ) - Skinさん» いえいえ。そんな大層なことじゃないですよ〜。これからも、頑張ってくださいね！応援してます！ (2018年1月25日 22時) (
レス) id: 2eb1e6ecfa (このIDを非表示/違反報告)
Skin(プロフ) - ありがとうございます！コップ娘さんにそう言って頂けると自身ついちゃいます(￣^￣) (2018年1月25日 22時) (レス) id: 6e41698a9d (このIDを非表示/違反報告)
コップ娘(プロフ) - 設定も物語も面白くて……ごめんなさい文才ないんでうまく言えませんが、とても面白いです！ (2018年1月22日 23時) (レス) id: 2eb1e6ecfa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Skin | 作成日時：2018年1月14日 16時
