✿42話 ページ43
ウジの宇宙工場を借りて、作詞中のスニョン
当初、頭に描きたいと思っていた構想とは現在かけ離れて進んでいる。
「会えないファンのために自分だけの作品で伝える。
いいと思うよ？
実際、私たちのdynamiteもLGOもそうだしね」
HS「よし、できた！」
「聞いてないね」
HS「サビの部分を課題で出されてさ〜」
「ん、見せて
…この部分、『縛られたい』じゃなくて、
『閉じ込める』は？次の繋がりが『パズルの中』なんだから、
縛るよりも中に隠す」
HS「確かに…ちょっと直してみる」
미같이 넌 날 가둬놓고 말지
クモのように 君は僕を閉じ込める
엉켜 있는 우리가 헤어나지 못하게
もつれた僕たちが離れられないように
거미같이 퍼즐 속이 난 즐겁지
クモのようにパズルの中が楽しいんだ
싫은 척해도 Baby 난 좋아 Baby
イヤなふりしても Baby 好きなんだ Baby
「うん。いいかも」
HS「よし、終わり！」
「じゃぁ私は戻るね」
HS「ごめんねヌナ、忙しい時に呼んじゃって」
「いーよ。私も気晴らししたかったから」
ジャケットを羽織ってマスクを付けようとした時、
正面からギュッと抱きしめられ、鼻いっぱいにスニョンの
優しい香りが漂った
「スニョンア？」
HS「はぁ〜…」
「どうしたの」
HS「どうしたのは俺のセリフ」
「は？」
不思議に思い顔を上げると、不意に口を塞がれた。
「ん…っ、」
ちゅっ。と、わざとリップ音を立てて離れていく。
顔を見れば、不貞腐れたように唇を結んでいた。
HS「サクラがいっぱいいっぱいなの、気づいてないわけ？
目の下も、化粧で隠さないと目立ってる…」
親指で隈を撫でられ、目に触れそうな感覚が、
無意識に両目を閉じさせた。
HS「…ばか」
熱の篭ったスニョンの唇が、優しい雨のように降ってきて、
身も心も溺れさせる。
「ん…ぅ、」
HS「サクラ…くち、開けて」
そっと囁かれた声に、背筋がゾクリとした。
従ったわけじゃない。体がスニョンの熱を欲している。
「す、にょ…っ、」
HS「ん？」
「お、わり…っ、」
頭と腰に回っていた腕の力が緩み、
機嫌が治ったのか、目の前の顔はニコニコと笑っている。
HS「ここ、いつでも来ていいから。
ヌナが呼べば俺たち誰でも飛んでいける」
「ここジフニの部屋だけど…？」
HS「やー、そんなの気にしない。
少しでも息抜きに来て？」
「うん。…ごめんね」
HS「おバカ。そこは、ありがとう！でしょ」
「ありがと、スニョンア」
HS「うん！」
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ユウキ(プロフ) - はじめまして。できたら続編を書いていただけるとうれしいです。 (8月25日 18時) (
レス) @page50 id: 585abfacd3 (このIDを非表示/違反報告)
白夜(プロフ) - はじめまして！いつも楽しく読ませていただいております！！新しい作品なんですが、正直全て見たいです､､､ですが何か一つを選ばなければいけないのでしたら�△任�願いします！！ (7月20日 17時) (レス) @page46 id: 93d7855561 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白華 | 作成日時：2023年2月21日 21時
