✿37話 ページ38
耳元で大きなため息が聞こえ、
ビクッと肩が上がった。
HS『サクラヌナ、今はCaratもarmyの事も抜きで話そうよ。
俺は、クォンスニョンとして、サクラヌナが好きだよ。
アイドルじゃない俺は嫌い…？』
最後に力なく泣きそうな自分の声に
これ以上は言えなくて、
HS『ごめん、ヌナ…』
曖昧な形のままスニョンは通話を切った
ーーーーー
「アイドルじゃなかったら…」
その言葉を思い出していると、またスマホが鳴った
『あーヨボセヨ？』
「ジョンハナ…なに？」
JH『お前スニョンイのこと振ったの？
何か泣きついてきたけど』
「そういう訳じゃ…」
JH『どーせアイドルだから〜とか、
くだらない事で悩んでんだろ』
「なッ、『あのさ、』」
JH『俺らはアイドルの前に人間なんだよ。
恋愛だってすんの。わかる？』
ジョンハンの落ち着いた声に、
モヤモヤしていた頭が落ち着いていく。
JH『サクラがスニョンイの事を嫌いならそれでいい。
でも、少しでも悩んでるならゆっくり答え出してあげてよ。
サクラ自身の答えを言ってやって』
スニョンイは、批判の多かった時期に
たくさん傍で励ましてくれた。
本気で辞めたいと思った時もあった。
でも、それを叱ってくれたのもスニョンイだったっけ。
HS『駄目だよ。辞めるなんて許さない。
ヌナが辞めたら、soeを待ってる世界中のarmyはどうするの？
ファンを、メンバーを捨てるような事、
俺は絶対許さないよ』
『スニョンアに何が分かるの！』
HS『分かるよ。俺知ってる。
サクラヌナがarmyを捨てられない事
どんなに辛くても、苦しくても、
『みんながいるから』そう言って頑張ってきたじゃん。
それが嘘じゃない事くらい、俺が知ってる。
誰よりも、ヌナ自身が1番分かってるでしょ？
俺が傍で守るから。
だから、辞めるなんて言わないで
何より…俺が寂しいよ』
その後、スニョンイは本当にいつも連絡をくれた。
ほとんど自分の話ばっかりだったけどㅋ
笑ったり、怒ったり、かと思えば私のために泣いてくれて。
そっか、私…いつの間にか
久遠の魅惑にハマってたんだ。
JH『サクラ？』
「確かに、スニョンイは優良物件だね」
JH「ん？でしょ？ㅋ
ちゃんと、返事してやってね」
「ありがとうジョンハナ」
※久遠・・・遠い過去または未来
(類義語…永遠、不滅)
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ユウキ(プロフ) - はじめまして。できたら続編を書いていただけるとうれしいです。 (8月25日 18時) (
レス) @page50 id: 585abfacd3 (このIDを非表示/違反報告)
白夜(プロフ) - はじめまして！いつも楽しく読ませていただいております！！新しい作品なんですが、正直全て見たいです､､､ですが何か一つを選ばなければいけないのでしたら�△任�願いします！！ (7月20日 17時) (レス) @page46 id: 93d7855561 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白華 | 作成日時：2023年2月21日 21時
