✿23話 ページ24
信号で止まった車内を、街のネオンが薄暗く照らす。
2人は、お互いに出した新曲の振りについて語り、
スニョンは、サクラを本気でリスペクトし始めた。
HS「サクラヌナのソロ曲まじでカッコよかった！
ラップで煽りまくって、振り付けも綺麗だし
『823』って意味も、ヌナらしいよね」
信号が変わってアクセルを踏む。
HS「サビのジャンプの振り、後で教えてよ」
「ん。私もね、CLAPのスニョアのパート
教えて欲しいんだよね」
HS「いいよ〜、スタジオ押さえとく」
会話が終わって静まり返った一瞬の空間。
空気を切るような落ち着いた声で、スニョンが話し始めた。
HS「ヌナさ、ストーカーされてんの？」
「！」
外を見つめていたサクラの目が、突然のことに見開いた。
「なんの事？」
焦りを見せずに告げた自分を褒めてあげたい。
この時だけは、演技を習っていて良かったと思う。
HS「いや、話したくないなら聞かないけどさ。
ヌナたち俺が宿舎にいるの気づかないで話すんだもん
俺の部屋近いんだからね？」
「あ〜…それはヌナたちが悪いね…ごめん」
HS「知ってるのはヒョンたちだけなの？」
「うん。」
HS「メンバーは？」
「言ってない。前の宿舎も私だけ引っ越した」
HS「ふ〜ん。」
「ふ〜ん。て…。聞いてきた割に興味なさげね」
HS「そうじゃなくてさ、
あ〜…。いい、なんでもない
明日からヌナのことは俺が送るから。
ダメな日はヒョンたちに頼む」
「いいよそんな、スニョアだって忙しいのに」
HS「いいの！俺が送るから！言うこと聞いて！」
プンプンと効果音が付きそうなほど、
可愛く頬をふくらませる。
「ヘムチ…」
HS「俺はホランイ！」
(なんでヌナは俺にも話してくれなかったんだろ。
まぁでも、俺も同じ立場ならヒョンたちを頼るもんな。)
「スタジオこの先だから、ここで大丈夫だよ」
HS「はーい」
(それなのに、俺が嫉妬する理由は何？)
サクラを降ろして中に入るのを見送ったあと、
背もたれに深く寄りかかり、ピンクに色落ち始めた前髪をかきあげる。
HS「なーんだろこれ…」
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ユウキ(プロフ) - はじめまして。できたら続編を書いていただけるとうれしいです。 (8月25日 18時) (
レス) @page50 id: 585abfacd3 (このIDを非表示/違反報告)
白夜(プロフ) - はじめまして！いつも楽しく読ませていただいております！！新しい作品なんですが、正直全て見たいです､､､ですが何か一つを選ばなければいけないのでしたら�△任�願いします！！ (7月20日 17時) (レス) @page46 id: 93d7855561 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白華 | 作成日時：2023年2月21日 21時
