My Life 【防弾少年団】 (ページ44)

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四十二話ページ44

新しいスタイリスト

新しいスタッフ

新しい後輩

『初めまして』の言葉が飛び交う楽屋

音楽番組の出演は、もはや交流会みたいなものになっていった

「だー…つっかれた…」

IDOLとFAKE LOVEの2曲を披露
その後のアンコールで、もう一度FAKE LOVE

加えて、この業界の新人さんへの対応

NJ「さっき、新しいスタイリストさん怒られてたみたい」

「あー…私のせい、かな」

楽屋へ戻る廊下を二人で歩きながら、他のスタッフさんに挨拶をする

NJ「なんで？」

「…久しぶりに、誰かに思いっきり睨まれたよ」

ははっ。と、笑いながらイヤモニを担当に渡した
睨まれた理由は一つ。レアナが、防弾少年団だから

「それに気づいた他の方が注意したんじゃないかな

お？あれ、ホソガだ。先戻ってきたのかな？」

呼び止めようとすると、注意されていたスタイリストさんが走ってきたのか、ホソクの腕にぶつかった

HS「あ、すみません！」

『いった～い…足、捻ったかも…』

HS「え！大丈夫ですか!?」

「あら～…あの人、ホバ狙いだったのね。」

NJ「あの手に騙されるホソガは、優しすぎるのかバカなのか…」

遠巻きに見ていた二人はため息をこぼし、苦笑い

「私は巻き込まれたくないから、あとお願いね」

NJ「えぇ…はぁ

ホソガ～どうした？」

ーーーーー

それから１ヶ月後、
例のスタイリストさんと、二度目の再会をした

『ホソクさん～このピアスの方が衣装に合うと思いますよ！』

彼女は仕事ができる
ただ問題なのは、レアナに対して全く仕事をしようとしないことだ。

他のスタイリストさんもいるため構わないが、忙しいとなれば話は別になる

『ほんっと、忙しい時に仕事を増やさないで欲しいわ！』

「オンニ、怒ると綺麗な顔が台無しですよ」

首に巻いたスカーフを取れないよう縫いつけながら、グチグチと文句を言う担当

『でもいいの？彼女、ホソクくんの傍から離れないけど…』

「？あぁ…そうですね。何とかしないと、他のスタッフさんにも迷惑かけてるし」

『いやそうだけど、そうじゃなくて…』

「？」

『何でもないわ。はい、できた。
どう、取れそう？』

少し跳ねたり、動いたりして確認をする

「大丈夫です。ありがとうございます！」

『はぁ～…ほんと可愛い。』

「オンニも可愛いよ

出番なので行ってきます、見ててくださいね！
私のソロ!!」