My Life 【防弾少年団】 (ページ2)

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二話ページ2

オーディション内容はダンスと、送られてきた課題のビート
本番は二ヶ月後の11月

早速両親に伝えると大反対
特に父は大激怒だ

それもそのはず。大日病院の名医である父は、私に継がせようと考えているのだから。

「お願いします。私は、自分の夢を諦めたくないんです。合格出来なかったら、すぐ帰ってきて勉強でも何でもする！」

頭を下げて頼み込む
顔をあげれば、父さんがしっかりと私の目を見ていた

「…合格できなかった時は、全てを辞めて大学に行くと約束できるか」

「ダンスを、辞める…」

私の大好きな…

グッと奥歯を噛み締め、手の平に爪がくい込むくらい握りしめた

「…わかった。約束します」

残りの二ヶ月、得意なダンスは継続的に続けたが、ラップにも力を入れた。
そもそもラップってなんだ？私はそこから勉強を始めた。

本番前日は、初めての韓国に感動し、つい観光

「うわー…なんか、韓国って感じ…」

周りでは知らない言葉が飛び交っていて、目が回りそうだ

「少しは勉強して良かった…」

その日は、父の両親(私の祖父母)の家に止めてもらった。

当日
集められた部屋には、20名ほどの人がいた
その中に日本人は私だけ

ジロジロと不思議な目で見つめられる

『それでは、これよりオーディションを開始します』

ついに始まった

私の番号の前には同じ歳頃の男の子

「서로 열심히 하자」

そう声を掛けると、ぺこりと頭を下げるも、鼻で笑われた

感じ悪っ…!!

「次、13番」

「はい、13番ミン・ユンギです。
宜しくお願いします」

今回のオーディションは公開オーディション
課題として与えられたビートに乗せて披露するもの

彼の披露したものにはアレンジが加えられていた。
私は、「やばい」と本気でそう感じた

上位2名しか受かることのできないこの舞台
失敗すれば、大好きなダンスを二度と踊れない

「次、14番」

「…はい、14番如月レアナです。
宜しくお願いします」

「如月さんはダンスの披露もあるね。見せてもらえるかな」