私の仕事は声優業【下野 紘】

３４話目 ページ40

朝、目が覚めると時刻は6:00を示していた。
携帯を手に取り、ネットを開く

あれから紘さんの実家へと行き、私の仕事は全てお休みをいただいた。
SNSでは私が病気になった、事故にあった、辞めるのでは。と話題に

紘「ん…」

隣で寝ている彼を起こさないよう、そっと部屋を後にした

「おはようございます」

「あら、お早う。もう起きたの？」

「目が覚めてしまって」

「じゃぁ、朝ごはん作るの手伝ってくれる？」

「はい」

この人が、紘さんのお義母さん
とても気さくで、笑顔の素敵な方

笑った顔がそっくりでさすが親子…って思ったw

「あの子、今日お仕事は？」

「今日は…16時からだったかな」

味噌を溶きながら返事を返すと、嬉しそうに…

「ならお買い物に行きましょう！
せっかくの休日だし、妊婦さんは運動も大切！

ちょっと起こしてくるから！」

フライパンから手を離し、台所を出ようとする

「お義母さん！火止めて!!火！」

「あぁッ忘れてた！」

朝食の卵焼きは少し焦げた味がしたとか…w

ーーーーーー

紘「那月、帽子かぶった？日焼け止めは？」

「ん、大丈夫だよ」

紘「ってか、なんで母ちゃんも一緒にいんだよ」

母「誘ったのは私だもの」

紘「せっかくの休みなのに…」

ブツブツという下野を宥めるように、那月は耳打ちをした

「お義母さん、子ども服を買うって
ウキウキしてたの(ｺｿｯ」

紘「あー…そういや、父ちゃんもこの間ベビーベット見てたな…」

母「那月ちゃん、行きましょう！」

「あ、はーい！」

紘「はァ…(戻って来る前は忙しすぎてろくに電話もしてなかったっけ…)

たまにはいいか」




母「これなんて可愛いんじゃない？

あ、あの靴下もいいわね
この帽子なんてどう？」

「お、お義母さん…さすがに買いすぎでは…」

母「いいのよ！ほら、次はあなたの服！」

そそくさと隣のお店に入り、置いてけぼりの二人

紘「ごめん那月、疲れてない？」

「ん、ちょっとね…

でも、母と買い物してるみたいで楽しい(ﾆｺｯ」

紘「！…そっか。でも、無理はするなよ？」

「ありがとう、紘さん」

那月の頭に手を乗せ、右手を繋いだ

紘「母ちゃん！そろそろ休憩しよー」

時刻は12時を過ぎていた。

ーーーーー
１ヶ月ぶりの更新！
実習お疲れ私…!!あとは報告書のみ…！

保育所実習だったんだけどね、子どもはやっぱ可愛いよ…。

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