３１話目 ページ37
「僕はいいと思いますけどね」
「こたも壮馬くんもそう思う？」
現場の控室でそれなりの距離感を保ちながら、出番を待つ
壮「下野さんには相談したの？」
「まだ…」
宏「仕事に穴あけるの嫌なら、落ち着いてからでいいんじゃないの？」
壮「でも全国ツアーあるよね？」
「それは、この状況だから来年になった」
壮「それこそチャンスだよ！今抱えてる仕事を何とかして、休憩って形にすれば」
宏「辞めるわけじゃないし、那月さん一人の問題じゃないんだから、
下野さんに相談しなきゃね」
ニコっと笑う二人の可愛い笑顔に心が和む
今夜話してみようかな、と考えていると
壮「那月ちゃんお菓子取ってー」
目の前にあるチョコを取り、ぽーんと二人に投げた
喜びながら袋を開ける姿にクスリと笑った
「子どもみたい(ｸｽｯ」
宏「そんなに歳変わんないー！」
ーーーーーーー
仕事を終え、家に帰るとまだ部屋は真っ暗だった。
「ごはん作って待ってようかな」
ぐつぐつと煮える鍋の前に立ち、今かけ持っている仕事について考える
アーティスト関係はないし、作品はあと数回のものが3本…あ、来月に雑誌の撮影だ
んー…思ってたよりも大丈夫そうかな
ピンポーン
「紘さんかな」
玄関の鍵を開けようとした時、ふと何かに気づいた
「(紘さんは、鍵持ってるよね？)」
その手を引っ込め、急いでモニターを確認した
そこに立っていたのは、フードを深くかぶりマスクをした男
顔を上げ、カメラに視線を向けるとそのまま去っていった
「ッっ…はぁッ…」
誰もいなくなったモニターを消した
「だれっ…？」
そう呟いたとき、ガチャと鍵の回る音が聞こえた
「ただいまー」
「ひ、紘さんっ…お帰りなさい」
紘「どした？顔色悪いけど、具合悪い？」
「う、うぅん！そうだ、今日はね唐揚げにしたの」
紘「お、まじ⁉」
何かされたわけでもないし、大丈夫だよね…
今は何も映していないモニターを見て、台所へ足を向けた
「紘さん、」
紘「ん？あ、これ旨い！」
「下味少し変えてみたの！…じゃなくて、ご飯食べたら私の話聞いてもらえる？」
紘「いいけど…？」
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蜂蜜色(プロフ) - 白華さん» ありがとうございます〜！ (2020年6月26日 18時) (
レス) id: 47360ddac9 (このIDを非表示/違反報告)
白華(プロフ) - 蜂蜜色さん» 私もそまくん好きです!!出番増やしますー!! (2020年6月25日 23時) (レス) id: 3f0452cc14 (このIDを非表示/違反報告)
蜂蜜色(プロフ) - 白華さん» 梶さんと壮馬くんと花江さんと下野さんが推しです〜！もう天国、、！ね (2020年6月25日 18時) (レス) id: 47360ddac9 (このIDを非表示/違反報告)
白華(プロフ) - 蜂蜜色さん» 好きな声優さんいましたか!?そう言って頂けてよかったです！(泣 (2020年6月25日 13時) (レス) id: 3f0452cc14 (このIDを非表示/違反報告)
蜂蜜色(プロフ) - おぅふ← めちゃくちゃ尊い、、、！大好きな声優さんと関わってるなんて、、、！ (2020年6月24日 22時) (レス) id: 47360ddac9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白華 | 作成日時：2020年1月30日 19時
