１８話目 ページ20
紘「ほら、そろそろ出る時間じゃない？」
時刻は8:20を指し、バタバタと荷物を持ちながら玄関へと向かう。
靴を履きながら「あっ、」と思い出したことを口にした
「今日ライブの最終チェックだから、少し遅くなるね」
紘「ん、ご飯作って待ってる。俺、20時には家にいると思うから」
「わかった。じゃぁ行ってきます！」
紘「はい、行ってらっしゃい(ﾆｺｯ」
「行ってきます」
「行ってらっしゃい」
そう言える毎日が、凄く幸せで心地が良い
雪の降る空を見上げ、マフラーを首に巻きつける
確か、あの日もこんな雪だったっけ
いや…もう少し、積もってたかな
なんて感傷に浸りながら、現場へと向かった
「おはよーございまーす！」
「あれ、なんかテンション高くない？w」
「だって、明後日ですよー。楽しみじゃないですか」
「那月さん、今日は通しと円盤用の動画撮っていきますね」
「はーい」
マイクを持ち、後ろで奏でられる音に合わせる
目の前にお客さんが居ることを想定して、伝えたい言葉を、一つ一つ丁寧に
「新曲の『scenery』なんだけど、スクリーンでMVも流す？」
「いいの!?」
「出来るよねー？」
「大丈夫でーす」
「やったー！お願いします！」
そして、ライブ当日12/21
朝の早い時間帯に会場入だった為、5:30に目を覚ますと既に彼は隣にいなかった
「え、早くない!?」
紘「那月を見送りたくて。
それと、緊張しいな那月を癒してあげようかと」
ギューっと抱きしめる彼の背中に腕を回した
紘「俺も人のこと言えないけどw
…大丈夫。頑張れ。俺が傍で見てるから」
「…ん。ありがと」
会場に着き、ステージ確認とリハーサルを行う
衣装チェックと喉のケア
本番まで2時間を切ったが、いつもみたいに緊張はしていない
「珍しいね？」
と、周りに言われたが理由は分かっている
「本番20分前でーす」
その合図を聞き、バンドメンバーとエンジンを組んだ
「皆さん、準備はいいですかぁ！
来てくださったお客様を笑顔にしちゃいましょう！」
「「っしゃぁ！」」
「5分前です！」
メンバーは先にステージへ移動し、私は袖口に立つ
ドキドキと高鳴る胸を押え、大きく深呼吸をした
朝の紘さんの言葉を思い出しながら
『…大丈夫。頑張れ。』
「うん。大丈夫」
「お願いします(ｺｿｯ」
100点満点な笑顔を作り、ステージへと飛び出した
ラッキーカラー
あずきいろ
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした！
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蜂蜜色(プロフ) - 白華さん» ありがとうございます〜！ (2020年6月26日 18時) (
レス) id: 47360ddac9 (このIDを非表示/違反報告)
白華(プロフ) - 蜂蜜色さん» 私もそまくん好きです!!出番増やしますー!! (2020年6月25日 23時) (レス) id: 3f0452cc14 (このIDを非表示/違反報告)
蜂蜜色(プロフ) - 白華さん» 梶さんと壮馬くんと花江さんと下野さんが推しです〜！もう天国、、！ね (2020年6月25日 18時) (レス) id: 47360ddac9 (このIDを非表示/違反報告)
白華(プロフ) - 蜂蜜色さん» 好きな声優さんいましたか!?そう言って頂けてよかったです！(泣 (2020年6月25日 13時) (レス) id: 3f0452cc14 (このIDを非表示/違反報告)
蜂蜜色(プロフ) - おぅふ← めちゃくちゃ尊い、、、！大好きな声優さんと関わってるなんて、、、！ (2020年6月24日 22時) (レス) id: 47360ddac9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白華 | 作成日時：2020年1月30日 19時
