第六話 ページ8
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その後、散ったヘドロはヒーローに回収された。
「全く！無茶にも程がある！君が危険をおかす必要は、全然無かったんだ！」
めちゃくちゃ怒られた。無個性だからか？
勝己はそのタフネスを賞賛された。
まぁ、それが当たり前なんだろうけど…納得いかないのも多分普通だ。
その時、勝己が立ち上がった。
「…出久が助けに来なかったら、オールマイトが来る前に乗っ取られてた。あの時の一瞬で、息がギリギリ持ったんだ。俺一人の力じゃない。あんまり、出久を責めないで欲しい」
おお、優しい…。弟だな。
_______________
夕方、俺は家の近くまで帰ってきた。
勝己は取材の人たちに捕まった。がんばれ。
オールマイトに謝りたいけど、オールマイトも取材に捕まった。
ホームページからメッセ送ろっかな。
その時、勝己が走ってきた。
「出久！」
「…お、勝己…」
走ってきたからか、息が荒い。
「…ありがとうな、助けてくれて」
「幼馴染だし。弟でもあるし。当たり前だ」
勝己はニッコリと笑うと、自分の家の方に帰って行った。
…それだけの為に！？
まぁいいや。帰ろ…
「私が来たァ！！」
「おっ」
「ぶふっ！」
また血反吐を吐いて萎んだ。
「少年、礼と訂正、そして提案をしに来たんだ。
君がいなければ…君の身の上を聞いていなければ…口先だけの偽筋となる所だった。
ありがとう」
「いえ、そもそも俺が悪かったんで。無個性なのにでしゃばってすんませんでした」
「そうさ。あの場の誰でもない、無個性の君だったからこそ、私は動かされた。
トップヒーローは学生時から逸話を残している。彼らの多くが話をこう言う。
考えるより先に、体が動いていたと」
俺もそんな感じだったな…。
「君も、そうだったんだろ？
…君は、ヒーローになれる」
「…ありがとう、ございます」
やべえ、無個性って嘘だって言いづらい…。
その後のオールマイトの話によると、
オールマイトの個性"ワンフォーオール"。
それは受け継がれる個性なのだそう。
そして、それを受け継いでくれないか、と。
え、いや、俺個性ありますし。
と断るのは…無理だろ！
言いづらすぎるから！
俺は、何故かオールマイトの後継者になることになった…。
って、なんでだよ！！
騙してるつもりは無かったんだ。
そうじゃなかった！
なのに…
うわぁ、罪悪感…。
とりあえず、俺はオールマイトの個性を受け継ぐことになってしまった。
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とりにく(プロフ) - くろさん» うおわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ！……すみません。ありがとうございます！！今後も更新頑張ります！！！ (2018年9月21日 19時) (
レス) id: c0d4e6ad5a (このIDを非表示/違反報告)
くろ(プロフ) - 控えめに言って大好きです…← (2018年9月21日 19時) (レス) id: 7a40cd812c (このIDを非表示/違反報告)
とりにく(プロフ) - 、さん» うわああまたやってしまったすみませんんんんん…今後気をつけます… (2018年8月22日 11時) (レス) id: bf18baccfa (このIDを非表示/違反報告)
、 - オリジナルフラグちゃんと外しましょう。違反行為です。ルールをちゃんと守りましょう (2018年8月21日 15時) (レス) id: 899b0bd042 (このIDを非表示/違反報告)
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