第二話 ページ4
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「…そういう勝己はどうなんだよ」
「俺は…ヒーローになって、高額納税者ランキングに名を刻む」
なんだそれ…ヒーローになる、じゃなくて、高額納税者ランキングに名を刻む、なんだな。
「出久は何するんだよ」
「…勝己がヒーローになるんなら…俺もヒーローになるかな…」
「…無個性ヒーロー、か」
俺がヒーローになった時には、多分無個性じゃなくなってんだろーな。
もし、俺が個性持ちだって知ったら、勝己はどんな反応するんだろうな…。
「俺さ、個性あるんだよな」
「は？」
「チョーカーで抑えねえと、俺が死ぬ。それくらい、危険な個性なんだよ」
「…他の奴には」
「言ってねえ。だから、医者と親以外は無個性だと思ってる」
「使いこなせるのか」
「体を鍛えたら、ちょっとはな。もう少し鍛えねえと使えないだろうな」
「それで、鍛えてたのか」
「いや。鍛えてんのは別の理由だよ」
ふーん、と言った勝己の顔が、弟に重なる。
似てんなぁ…。
_______________
二年生にもなれば、俺はかなり強くなった。
そこらの没個性なんざには負けねえ。
さすがに勝己には勝てねえけど。
最近は勝己に喧嘩売る奴が更に増えてきた。
…丁度いい。あいつらで試す。
「おい、二年が調子に乗ってんじゃねえよ！」
三年生かよ。みっともねえ。
「は？勝手に喧嘩売ってきて負けたのはお前らだろ？」
「あ"あん？」
雑魚の三流って感じだな。よし、やってみるか。
「おい」
「あ？」
「俺の幼馴染に喧嘩うるたぁいい度胸ですね、先輩。なんなら無個性の俺が相手してやってもいいですよ」
「はぁ？舐めてんのかゴルァ！」
先輩が殴りかかってくる。
「…おっそ」
躱して、腹に拳を叩き込む。
「ぐぉ、あが…」
先輩が蹲る。
「なんだ、雑魚かよ」
先輩が俺を睨む。
「無個性が…調子に乗ってんじゃねえよ…！」
俺は、嗤って言う。
「はっ、その無個性にすら勝てねえ没個性が、調子に乗ってんじゃねえよ」
その日から俺はよく喧嘩を売られるようになった。
だが、俺はまだ負けたことが無い。
個性に頼りすぎる他の奴らとは、動きが違うからな。
_______________
俺は、自慢じゃないが勉強ができる方だ。それは、勝己も同じ事だった。
でも、高校行ったらどうだか…
「あー高校行きたくねー」
「ヒーロー目指すんならいい高校行けよ」
勝己はそう言うけどなー。
「いい高校って、例えば？」
「雄英とか」
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とりにく(プロフ) - くろさん» うおわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ！……すみません。ありがとうございます！！今後も更新頑張ります！！！ (2018年9月21日 19時) (
レス) id: c0d4e6ad5a (このIDを非表示/違反報告)
くろ(プロフ) - 控えめに言って大好きです…← (2018年9月21日 19時) (レス) id: 7a40cd812c (このIDを非表示/違反報告)
とりにく(プロフ) - 、さん» うわああまたやってしまったすみませんんんんん…今後気をつけます… (2018年8月22日 11時) (レス) id: bf18baccfa (このIDを非表示/違反報告)
、 - オリジナルフラグちゃんと外しましょう。違反行為です。ルールをちゃんと守りましょう (2018年8月21日 15時) (レス) id: 899b0bd042 (このIDを非表示/違反報告)
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