愛してるって言って Ⅲ【赤羽業】 (ページ9)

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愛してるって言って３４２ページ9

卒業式。

「赤城A」

『はいっ！！』

卒業証書を受け取った。

「大怪我をした、と聞きましたが元気そうでなによりです。
高校は、またうちに通うそうですね。
高校での結婚は認めていませんよ。」

『高校を卒業してから結婚するので、安心してください。理事長先生もお元気で』

業が、台に上がる。

なんかお話してるようだった。

理事長がﾁﾗｯと、私の方を見る。

『…？？？』

そして、渚の番が来た。

　「(殺せんせーは、＂E組の制度は間違っているから変えさせよう＂とか、そういうことは一度も言わなかった、＂理不尽なことが世の中にあるのは当たり前＂それを恨んだりあきらめている暇があったら…楽しんで理不尽と戦おう＂その方法を幾つも教えてくれた)」

、

、

卒業式が終わり、みんなで喋っていた

『業、理事長になんて言われたの？』

「……＂悔しいですね、赤城さんは、浅野くんが貰うはずだったのに＂
だって」

『えええ、貰われないから大丈夫だよ』

「ほんと？」

『ほんと』

渚の方を見ると、お父さん達に囲まれていた。

「…あれ、そういえばAのお母さん達は？」

『…さぁ？？仕事かな。』

「卒業式が終わったようだぞ！」

「それ、インタビューだ！」

「Ｅ組のみんな！」

「ここは、関係者以外立ち入り禁止だ！」

烏間先生やその部下が、マスコミを抑えるが、そこを抜けてこちらに来るマスコミがいた。

ﾊﾞｷｯ!!

スーツを着たお母さんとお父さんが、抜けたマスコミをやった。

『…お、お母さん！？お父さん！？』

「娘たちの晴れ舞台を邪魔しないでほしいわね。」

「ああ。」

『えっええっ、あ、ちょ！！何するんですか！？』

手首を掴まれた。

ﾊﾞｷｯと、痛そうな音が

『…あ、浅野くん。』