大好きって言って IV 【赤羽業】

大好きって言って ２３３ ページ46

「知恵の輪の時にテンパった時も、反応速度や思考速度は把握している。このトラップはクリアできない。」




殺せんせーは、玉を受けて溶けていた。



『……あんなの、無理だよ。あと3回もだなんて……』






「まずはワンヒット、あと3回耐えられればあなたの勝ちです。
さ、回復する前にさっさと解いてください」






「まじかよ！あと3回耐えられるダメージじゃねぇ！」







「殺られちまうのかよ、こんな単純な方法で！」







「弱者は、暗殺でしか強者を殺せないが、強者は好きな時に好きなように弱者を殺せる。
この心理を教える仕組みを全国にばらまく。
防衛省から得た金と、あなたを殺した賞金があれば、全国にわが校の系列校を作れるでしょう。
さ、殺せんせー。
私の教育の礎となってください。」



、







、




殺せんせーは、社会の問題集を開いた。

その瞬間、メモ帳に答えを書く。





「はい、開いて解いて閉じました。
この問題集シリーズ、ほぼほぼ、どのページにどの問題があるのか問題です。
数学だけ難関でした。生徒に長く貸していたので忘れていまして」







『あ！！！！』





「私が持ってきた問題集なのに、たまたま覚えていたというのか」








「まさか、日本中全ての問題集を覚えましたよ。
問題が解けるまで爆弾の前から動けない
こんなルール情熱がある教師ならばクリアできます。あなたならば私をわかってくれていると思っていましたが、教え子の敗北で心を乱したようですね。」

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