大好きって言って IV 【赤羽業】

大好きって言って １９５ ページ4

翌日



学校に行くと、殺せんせーにふにっとされた



『え？？？？』





「今のはビンタだな」






『What！？』







ーーーーーーー


さらにまたその翌日




「みんなー、聞いて。

園長先生はねお怪我しちゃってしばらくお仕事できないの」






「なぁんで？？？」






「園長先生可哀想」





「代わりにね、これから2週間このお兄ちゃんお姉ちゃんが何でもしてくれるって」







「「「「わーーい！！！」」」」


クラス連帯責任。

みんなもビンタされたらしい。あれをビンタというのかは知らないけども。


「おねーちゃん！！」







『ん？？なぁに？？』






「なんでおねーちゃんって、毛先の色がピンクなの？」






『んー、とね。生まれつきかなぁ？』






「そうなんだ！」




「お姉ちゃんって、外人さんなの？」








『どうして？？』






「目の色が水色だから！」






『ふふふ、日本人だよ！

さて、みんなで遊ぼっか！』







「「「「うん！！」」」」






「ったく、なんで無関係の私たちまで連帯責任かねぇ」







「面目ねぇ」


そう言いながら寺坂くんは噛みつかれている。






「ごめんよう……」


申し訳なさそうに言う岡島くんに私たちも罪悪感があった。


「気にしないで。
他人に怪我とか予測できなかった私達も悪いし」




ゆっきー！！！いい子だあああ！！





「そうね、私にも監督責任あるかもね。
こいつら面白サーカス団の調教師として。」






『あははは』






「ま、勉強なんて家でこっそりやればいいもの。
E組の秘密を守るための条件として2週間のタダ働きか
賞金に対するコストと思えば安いものさ」




「………竹林……」






「パンツ一丁じゃなきゃいいこと言ってるんだが……」







「なかなかやんちゃな子が多いみたいだね」

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