大好きって言って 【赤羽業】

大好きって言って ８９ ページ44

ｶﾞﾗｶﾞﾗｯ



『失礼します』



誰もいないけど｡と呟きながら保健室の中に入った｡


棚の中から湿布と包帯とテープとギプスを取り出す｡





まぁ一応？保健委員でしたから？




ベッドに座る｡





長袖ジャージと体育着を脱いだ｡




蹴られたところを見ると､青くなっていた｡


一応､消毒するか｡傷ないけど






コットンに消毒液をつけて痣につける｡





『……いっ……』




痛さで顔が滲む






そういえば……





『業どこ行ったんだろ｡』




と言った瞬間､保健室のドアが開いた｡





「うーわっ､ここ涼しーここだけエアコンついてるとか」






業だ。


待って、今の状況見られたらやばい｡




「あれ？誰いんのー？」







『私！今開けない……っ…で……』





カーテンを開けられた｡


今私は下着姿だ｡





「…えっと……ど、どうしたの…Aその傷」







『え、鷹岡にやられた…｡陽斗とゆきりんを庇ったら｡』






「……殴ってきていい？」







『今多分､烏間先生がなんとかしてると思う』







「…何とかね。



じゃ、横になって」







『なんで？』






「俺がやってあげる｡横腹だしやりにくいでしょ」






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