大好きって言って 【赤羽業】

大好きって言って ７８ ページ33

『あちぃ……』




「ほんと､暑っつい｡」




『なんで業くん夏でもカーディガン着てるの』




ｶﾞﾗｶﾞﾗｯ



「今日から半袖は計算外だった……晒したくなかったぜ神々に封印されたこの左手はよ…」






「「「『どうした菅谷！？！？』」」」





『え、なにこれー！』







「メヘンディアートって言ってな｡色素が定着したら1週間は取れねぇんだ」






『……ふぅーん？』







「Aぜってぇ、わかってねぇだろ」







『う、うるさいなぁっ！』







「前原俺の彼女いじめないでくんない？それインドのやつでしょ？」






『インドかぁ……』







「そうそう｡うちの両親インドかぶれで旅行行く度描いてくるよ


ほら、Aあの時もお母さん腕になにか書いてたじゃん」






『…あー、そういえば…』





気にしちゃいけないかなって思ってあまり目に入らないようにしてたけど｡






、





、




「殺せんせーなにしてるの」





「よかった…！ついにウチのクラスから非行に走る生徒がいたのかと！」





殺せんせーの近くを見ると《なぜ若者は非行に走るのか》《ゼロから始めるカウンセリング》などがあった｡




自分で解決しようとしてたあたり流石だね｡

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