霞柱は惚れさせたい弐【時透無一郎】

伍拾捌 ページ9

『くっ…』



明らかにさっきよりは動きが早くなった



いや…私たちの動きを読んでるからこそなのかもしれない



…っ！！



宇髄さんと炭治郎の方を見ると攻撃を受け止められていて、妓夫太郎はまたあの技を出そうとしていた



『伊之助！！少し離れるから！！！桜の呼吸 伍ノ型 黒桜桜風』



炭治郎「宇髄さん！！！Aさん！！！」



ー炭治郎sideー

Aさんは俺と宇髄さんを庇って…



伊之助「危ねえぞオオオ！！だアアアア！！ꐦ」



炭治郎「伊之助！！善逸！！」



善逸「炭治郎まだ動けるか」



炭治郎「動ける！！ただ…Aさんと宇髄さんが毒にやられているから危険な状態だ」



善逸「っ…！！Aちゃんも…！！」



…俺がもっと早く頚を斬っていれば…



いや…！！そんなことは考えてはダメだ！！



せっかくAさんが庇ってくれたんだ



その思いを無駄にするな！！俺！！



ただ…この鬼の頚は柔らかすぎて斬れない



炭治郎「相当な速度かもしくは複数の方向か斬らなくちゃ駄目だ」



伊之助「複数の方向なら二刀流の俺様に任せておけコラァ！！三人なら勝てるぜエエエイ！！」



伊之助…ありがとな！！



炭治郎「わかった！！善逸、伊之助を守ろう」



俺らは呼吸を使い帯を斬っていった



そして、伊之助が鬼の頚を斬った



伊之助「頚 頚 頚！！くっつけらんねぇように持って遠くへ走るぞ！！」



だが…



炭治郎「伊之助ーーーッ！！！」



伊之助は心臓を刺されたのか…！？



暗くて良く見えない…！！



でもなぜアイツがこっちに…



宇髄さんとAさんは…



炭治郎「っ…！！」



宇髄さんを庇うようにAさんが倒れていた



善逸「炭治郎危ない！！」



善逸俺に構うな！！



みんなごめん…禰豆子…



Aさん…ごめんなさい…

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