霞柱は惚れさせたい弐【時透無一郎】

伍拾陸 ページ7

無一郎side


A…大丈夫かな…



しのぶ「あら？時透くん、こんな所で何してるんですか？Aさんたちならまだ帰ってきてませんよ？」



後ろから胡蝶さんの声が聞こえたので、振り返った



無一郎「…A…大丈夫かなって…案外無理するところあるし…それに…」



しのぶ「それに…なんですか？」



無一郎「あの………誰だっけ…新しく入ってきた人…「三森 りんさんですね！」あ、そうそう。その人…Aに危害加えないか心配で」



胡蝶さんは、一瞬はっとした顔になった



無一郎「どうかしたの…？」



しのぶ「いえ、宇髄さんもいますし、炭治郎くん、善逸くん、伊之助くんもいますので、大丈夫だと思いますよ。ですが、もしそんなことがあったら私も黙ってはいられません」



……でも、優しいAのことだ。きっとその……なんとか森っていう人を庇う



しのぶ「Aさんは私にとって…妹のような存在です。きっと甘露寺さんも同じように思っていると思います」



妹…



僕はふと、鬼になったAの姉を思い出した



………。Aが知ったらどうなるのか…



しのぶ「柱の皆さんは何があってもAの味方でいてくれると思いますよ。他の柱のみなさんはああ見えて、Aさんのこと見ているんですよ？」



胡蝶さんは、「過保護なくらいに」と付け足した



無一郎「僕は…何があってもAを守る…そう、決めてます」



胡蝶さんは微笑んで



「なら、最後までAさんを守り抜いてくださいね。まぁ…Aさんを落とすのはかなり大変だと思いますが、頑張ってくださいね」



と言われ、胡蝶さんはどこかへ行った



無一郎「……あれ…？…僕、Aが好きって言ったっけ…？」



…………。まぁ…いいや



無一郎「A、絶対無事に戻ってきてよ…」



あの三森…？ってやつがAに何かしたら…髪の毛お坊さんにしようかな…←

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