漆拾捌 ページ29
しのぶside
しのぶ「あら?時透くんもいらしてたのですね」
いつの間にいたんですね
全然気づきませんでしたよ
無一郎「うん。Aに会いに来た」
ほんとにAさんの事が好きなんですね…
それはいいのですが…ちょっと心配になるんですよ…
しのぶ「Aさん、明日から退院しても大丈夫ですよ。それを伝えに来ました」
思ってた以上に治りが早くて、正直びっくりしてますが
まぁ…Aさんは素質がありますからね
無一郎「任務でAとなれないかなぁ」
そういえば…
しのぶ「最近、ある村に数人隊士たちを送っていたらしいのですが…全員消失。近々、柱が向かう羽目になりそうと隠しの方々から聞きました」
十二鬼月の可能性が高いですね…
無一郎「…炭治郎たちは別だけどさ…他の奴ら弱すぎない?」
しのぶ「まぁ、訓練をさぼっている方いますからね」
少しは炭治郎くんたちみたく努力をしてほしいですね
『…ねぇ…』
ずっと真顔でいたAさんが口を開いた
『あの…その村って…どこ?』
私は、ちょっと疑問に思いながらも
村の名前を言った
『っ…』
一気にAさんの顔が青ざめた
しのぶ「どうしました…?」
無一郎「A…?」
『そこの…村は…私の…育った村…』
…Aさんが育った村…
時透くんはAさんの過去を聞いたみたいだったので、聞いたのですが…
「それは、A本人から聞いた方がいい」と言われ、結局聞けなかった
『…私以外の…みんなは…鬼に…』
微かにAさんは震えていた
Aはきっと自覚はしてないと思うが、多分…過去を思い出して怖いのだろう…
…私もそうだった
親を鬼に殺され、姉と2人になった時…
鬼に最愛の姉を殺され1人になった時…
私は…
でも、カナヲがいたから、頑張らなきゃって思った
無一郎「A…」
時透くんは、Aさんの手を握った
私もAさんの隣に座り手を握った
しのぶ「Aさん。落ち着いてください。少し、深呼吸をしましょう」
Aさんは深呼吸をして、心を落ち着かせた
『…ごめんなさい…私…』
しのぶ「いいんですよ。私たちを頼ってと…前にもお伝えしたではありませんか!」
『しのぶさん…私…』
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瑞穂 - 無一郎、、、、尊い(*-*) (2020年9月21日 16時) (レス) id: 49d46f3ad0 (このIDを非表示/違反報告)
いちご(プロフ) - ちい丸さん» ありがとうございます!! (2020年8月23日 11時) (レス) id: 1a2b2e255a (このIDを非表示/違反報告)
ちい丸(プロフ) - 続編………ジュルリ楽しみにしときます! (2020年8月23日 8時) (レス) id: c25bd40f8b (このIDを非表示/違反報告)
いちご(プロフ) - ついでに頭も拘束しm((殴 (2020年8月22日 20時) (レス) id: 1a2b2e255a (このIDを非表示/違反報告)
みかんといちご - (・Д・)ケッ…アイツ…脱走しやがった…手を拘束してあげたいです←アイツとは悪女?の覚えてない名前です (2020年8月21日 5時) (レス) id: 085b083a26 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:月苺 | 作成日時:2020年7月7日 20時