霞柱は惚れさせたい弐【時透無一郎】

漆拾伍 ページ26

無一郎side
※無一郎が暴走します


無一郎「A！お待たせ！」



Aは僕の方を見て



『無一郎…おかえり』



って言った



おかえりって！！Aのおかえりは破壊力やばい←←



無一郎「折り紙持ってきたから、一緒に折ろ？」



『うん』



可愛い。ほんっとに可愛い。誰、こんなに可愛いAを生み出した人



折り紙を丁寧に折るAを見て、心臓がドキッと鳴った



『…できた』



無一郎「Aは器用だね。これは…僕？」



『…うん』



……こんな可愛いことするとか…



反則すぎる…



無一郎「僕もできたよ」



『紙飛行機…？』



紙飛行機得意なんだよね



僕は、ﾋﾟｭｰﾝｯと飛行機を飛ばした



『…すごい』



ねぇ、今の聞いた？すごいだって！Aがすごいって言ったよ！！



今なら、十二鬼月がいても負ける気しないんだけど




『…無一郎』



無一郎「ん？どうしたの？」



『…紙飛行機の折り方…教えて…』



っ！！！！Aからのお願い…



Aと出会えただけでも奇跡なのに、こんなビッグイベントあってもいいのか…！←



無一郎「いいよ。教えてあげる」



平然といるのが辛い



無一郎「ここを…こう…」



隣でAは真剣に頷きながら聞いている



頷きながら聞いてるAが可愛すぎる



何しても可愛いよ。Aは



『折れた…』



早速Aは作った紙飛行機を飛ばした



すごい…すごい飛んでる…



それを見たAは目を輝かせて見つめていた



くっ…可愛すぎる…！！



これも無意識なのか…



これで理性抑えろはきついんだけど



とか考えてると、Aが僕の袖を引っ張った



『…他にも…折り紙教えてくれる…？』



…………。僕、今日命日なのかな…



無一郎「いいよ」



袖引っ張りながらそんな顔で言わないで。



本気で理性抑えるの辛いから



帰る時間までAと折り紙をしてた



無一郎「僕はそろそろ帰るね」



ほんとはものすっごく寂しいけど



『…うん』



心做しか、寂しそうに見えた



…そんなわけ…ないよ…ね？



無一郎「また来るね」



僕が後ろを向いた瞬間、Aは僕の手を掴んでいた



無一郎「…A？」



『あ…ご、ごめんなさい…き、気をつけ「そんなことしたら…帰りずらくなるでしょ？」…』



僕はAにぎゅっと抱きついた



そして、2時間後に自分の屋敷に帰った

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