霞柱は惚れさせたい弐【時透無一郎】

伍拾弐 ページ3

蕨姫「は？何言ってんの？新人のくせに生意気な」



『……上弦ですよね…？気配が…隠しきれてない』



………他の人とは気配がかなり違ってた



炭治郎を巻き込みたくなかったから…一人で来ちゃったけど…



蕨姫「………あんた、やっぱ柱ね。それに、結構可愛いじゃない。私が喰べてあげる」



…………。また食べる発言された…←



鬼は、本当の姿に変わった



堕姫「私は上弦の陸…蕨姫じゃくて堕姫よ。不細工は嫌いだけど、あんたみたいに綺麗で可愛い子は好きよ。その分、美味しいし」



『桜の呼吸 壱ノ型 恋桜の舞』



堕姫「血鬼術 八重帯斬り
やるわね。…でも…」



『っ…！！』



帯に…巻き付かれた



堕姫「ふふっ油断したわね。それじゃ、身動きも出来ないでしょ？大人しく私の餌になりなさい」



…まだ…やれる…



『桜の呼吸 陸ノ型 桜風』



堕姫「っ…！！バカな…！！」



…無一郎との約束…破るわけにいかないからね…



堕姫「あんたって…そう…あいつの…通りで似てると思ってたわ。まぁ…いい。これでおしまいよ！！」



似てる…？どういうこと…？



…この大量の帯…逃げられない



死を目前とした私は…走馬灯をみた



お姉ちゃんが私に優しい笑顔を向けていた



無一郎は私の隣で笑ってくれていた



他の柱の人たちは…私のこと優しく接してくれていた



……負けたくない



ちゃんと…気持ちに応えたい…



『桜の呼吸 捌ノ型 凍桜氷桜』



私は、自分が生み出した技で帯を斬った

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