霞柱は惚れさせたい弐【時透無一郎】

陸拾漆 ページ18

無一郎side


A元気かな…



僕がいなくて寂しがってないかなぁ



…任務前に蝶屋敷に寄ろっかな



ー蝶屋敷ー


アオイ「あら…？霞柱様…どうなさったのですか？今日任務なんじゃ…」



無一郎「Aの様子見に来た」



アオイ「Aさんならしのぶ様と縁側にいますよ」



僕はすぐさま縁側に向かった



縁側を見ると、胡蝶さんの膝の上で寝ているAを見つけた



え…？なぜAが胡蝶さんの膝の上で寝てるの？



しのぶ「あら？時透くん。どうしましたか？今日は任務だったはずですが…」



無一郎「Aに会いに。で、なんでAは膝の上で寝てるの？」



胡蝶さん。お願い、そこ変わって←



正直かなり羨ましいんだけど



Aに膝の上で寝てもらえるとか、もう神じゃない？←



しのぶ「実は昨日………」ｶｸｶｸｼｶｼﾞｶ



無一郎「そうなんだ…って…」



Aが泣いてたの！？胡蝶さん、なんで僕を呼んでくれなかったの！！←



しのぶ「泣き疲れたAさんは、私のお膝でそのままぐっすりと寝てしまいまして…あまりにも可愛かったものですから、このまま起きるまで膝枕させてあげてるんですよ」ﾆｺｯ



ものすごく嬉しそうに話す胡蝶さん



無一郎「胡蝶さん、そこ変わってください」



しのぶ「嫌です」ﾆｺｯ



なぜ！←



しのぶ「早く任務に行ってください。夜が明けたばかりとはいえ、向かう時間もありますし、やることだってあるんですよ」



でも、僕は引かない



無一郎「任務頑張るためのチャージをしたいんです」



しのぶ「意味わからないことを言ってないで、早く任務へ向かってくださいね」



ガードが固い上に、オーラと圧がすごい



無一郎「胡蝶さん！お願「早く行ってくださいね？」………」ﾁｰﾝ



しのぶ「はぁ…早く任務を終わらせて帰ってきたら、1日中Aさんといていいですから」



ﾋﾟｸｯ



無一郎「それ…本当…？「変なことをしないと約束をすればですが」…！！任務行ってくる」



Aを独占…！！



惚れさせるチャンス…！！



そこまで任務場所は遠くないし、さっさと終わらせて、Aに会いに行こ









しのぶ「…はぁ…なんだか、伊黒さんを見ているようですね…時透くんはAさんの事になるとポンコツになって、伊黒さんは甘露寺さんの事になるとポンコツになってしまうんですよね…」

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