霞柱は惚れさせたい弐【時透無一郎】

肆拾玖 ページ1

クー助「ｶｧｧｧ！A！ナントモナイカ！」



………？



『クー助？どうしたの？まだ朝だよ』



クー助「アノナ…違ウ。新シク入ッテキタヤツ…アイツハアマリ関ワラナイ方ガイイ」



………？別に…何もされてないけど…



しのぶ「Aさーん！！待ってください！」



…しのぶさん？



『どうしましたか…？私…忘れ物でも…』



しのぶ「違いますよ。新しく入ってきた…三森さんのことなのですが…さっき…たまたま聞いてしまって…」



………？さっき？？あ…もしかして…私が帰る前に三森さんと話してたこと？



しのぶ「Aさんは…分かっていなかった様子でしたが…三森さんはあなたに危害を加える可能性が高いです。もし、何かされたら…私たちに頼ってくださいね？」



危害…？



しのぶ「隠し事はなしでお願いしますね。私たちはAさんのことを信じてますので、敵になることは無いです。絶対に」



しのぶさんは真剣な顔で私にそう言った



なんだろ…心が…落ち着かない…



しのぶ「では、私は蝶屋敷に帰りますね、ではまた」



ｼｭｯ



『……行っちゃった…』



私…三森さんに会ったこともないし…



なんで危害を…加える必要が…



………頼る…？



『頭使いすぎた……早く帰らなきゃ…』



クー助「今日ハユックリ休メ！！明日任務ダガ！」←



『そういうのは…早く言おうね…？』



クー助「ｹｹｹ、スマナイ」



私はクー助を肩に乗せながら自分の屋敷へと向かった

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