元公安の彼女は車椅子に乗っています。 ２

６１． ページ14

「へぇー！新一兄ちゃん、そんな事頼んでたんだ…」









「どうして橘先生の調査なんか……」









「新一兄ちゃんのことだから、きっとなにかわけがあるんだよ…！
とにかく見てみない？」









「…去年、橘先生の事務員が事件を起こしているのがわかりました。」









「え？橘先生はケー弁のはずよ？」









「去年、事務所を閉じたんです。
当時、事務員だった羽場二三一という男がゲーム会社に侵入し、窃盗事件を起こして逮捕されたせいで
しかも、羽場は送検されたあと刑務所内で自 殺しています。」









「ええ！？！？」








まさか、風見さんが言ってたのって…。


ってことは、零くんも関わってるの？








白鳥警部が来た。



「ええ！？岩井検事が？」









「はい、軽い火傷でしたが大事をとって病院に」









「……まさか、それもIOTテロ？」







コナンくんの質問に、白鳥警部は頷きながら話を続けた。





「そのスマホを調べたら、同じくノーアからのアクセスがあって……失礼」







白鳥警部の携帯に着信が。






「はい、白鳥…。

ん？？え？？ちょっと待って！」







白鳥警部は、スマホを手で抑えて笑顔で振り向いた





「毛利さんの不起訴が決定しました！！」








「お母さん！！！Aさん！！」





蘭ちゃんは、妃さんに抱きついた後、私に抱きついてきた




「よかったね、蘭姉ちゃん。」




コナンくんがそう言った。







「うん、ありがとう。新一やその子にも教えなくっちゃ！」




と、蘭ちゃんが部屋を嬉しそうに飛び出して行った。



コナンくんも出ていこうとした。






「ところでこれ、どうしましょう？羽場二三一を検察官が取り調べた調書なんですけど」









「…あれ、この人スマホの発火で火傷した岩井検事」









「去年は主任検事ね。」

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