元公安の彼女は車椅子に乗っています。

４２．降谷side ページ43

Aと離れたあとで、公衆電話で風見と話をした。



「……残念です、降谷さんの言った通りになりましたがもっと早く手を打っていれば…。
我々公安の、仲間が死ぬことは……」






仲間たちのことを思うと胸が苦しくなる。

しかし、いつまでも浸っている訳には行かない。





「…あぁ。まさか、サミットの前に爆破されるとは……。」









「…現在我々は、公安のリストにある国際テロリストを調べてますが…、降谷さんのほうは？」









「…現場のガス栓にアクセスした通信を調べている。
……少し、変わったシステムが使われているようだ。」









「…なんですか？」









「捜査が進み次第、うちから警視庁公安部に伝える。」









「わかりました。」









「…例の件は、どうなっている？」









「…はい、2291を投入する手筈になっています。」







太陽が昇り、それに気が向いた。





「……降谷さん？」









「…わかった。」



そのまま、風見の返事を聞かずに電話を切った。









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少し短いですが、気にしないでください！

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