元公安の彼女は車椅子に乗っています。

３． ページ4

「Aお姉さんは、安室さんのどこに惹かれたの？」




と、歩美ちゃんが言った。








『…いつも真っ直ぐな正義感を持ってて、ああ見えて心配症だし、いつもそばにいてくれるところかな。』









「Aさんは、安室さんのことが大好きなんですね。」









『へ？どうして？』









「だって、Aさん安室さんの話になったら急に空気変わったし！」









『ぇぇえ、恥ずかしいなぁ…っ。
もー！そういう3人は好きな人いないの？』






そう聞くと、3人ともわかりやすく顔を赤く染めた。





「歩美はね、コナンくんが好きなの。
けど。コナンくんには別に好きな人がいるの。」









『…え……？』









「蘭お姉さんなの。ずーっと顔みてるし、赤くなるし。
歩美、コナンくんのこと大好きなのになぁ……」









『…そうなんだ、うーん。
あ、カバンの中にゴムとか色々入ってるから、ヘアアレンジしてみよっか！園子ちゃんも蘭ちゃんも！』









「え、いいんですか？」









『うん！みんなの髪の長さならいけるよー！
蘭ちゃんと園子ちゃんは？好きな人！』









「私は、彼氏がいるんです。
京極真っていう…」









『あー！空手の人か！たまぁにテレビ出るよね！
そっか、なかなかのイケメンだねぇっ』









「えへへ、それほどでも」









『いいねぇ、みんな青春してて！
それで？蘭ちゃんは？』









「……その、幼馴染が好きなんです。
けど、今どこにいるのかわからなくて…。電話は来るんですけど、半年近く会ってないんです、
…すごく不安で…」









『…電話出来るならまだね……、
けど不安だよね。けど、大丈夫！蘭ちゃんの幼馴染だもん！どこかで元気に暮らしてるよ』









「ありがとうございますっ…！」

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