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15. ページ16

『ご馳走様でした!』









「美味しかったか?」








『とっても!』








「そうか、お風呂沸かしてるから入ってこい。」








『はーいっ…!あ、パジャマとか秀一の借りたいんだけど』








「わかった。持っていくから先入っとけ。」









『うん!』





湯船に浸かると、押し寄せてきたのは零くんに対しての不安と心配だった。






今は生きてるのか。

明日どうなるのか。





『……お願い。陣平くん、研くん、航くん、まだ…まだ……零くんを連れて行かないで。
まだ話したいことが沢山あるの。
まだ、6年間を埋められてない。』









零くんが連れていかれたら、景光くんと私の二人だけになってしまう。

やだ。そんなこと。







そう、私は決めたのだった。


エレーナ先生が離れていって、泣いていた零くんに私は言ったのだ。






『なら私が、エレーナ先生の代わりをする!!
代わりになれなくても、守ってあげる!!
絶対絶対、守るから!』







たかが小さい子の約束かもしれないけど
その時から私は決めていたのだ。









『零くんのことは、私の命を犠牲にしてまで守る。』









そんなつぶやきが誰かに聞こえてたとも知らずに。






赤井side



覗こうと思った訳では無い。

着替えをおこうとしただけだ。





『零くんのことは、私の命を犠牲にしてまで守る。』






Aがそう言っていた。




……馬鹿なのか?


Aが死んだら、降谷くんは壊れてしまう。

Aがいるから降谷くんがいるんだ。





降谷くんにはAしかいない。


スコッチは、いまも偽名を使って俺と同じように変装して生きている。



どれも、Aの案だ。



あの時だって、Aがいたから冷静になれた。






俺からしても、

スコッチからしても

降谷くんからしても

それに、あの坊やたちからしても


Aはとてもとても大切な存在なのだ。

16.降谷side→←14.赤井side



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ぱるる(プロフ) - 明里香さん» ご指摘ありがとうございます。なお、完結した作品は編集しないのでそのままでいきたいと思います。頭の中で変換していただければ幸いです。 (2019年6月14日 23時) (レス) id: 5de34ee8c2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 16話にも間違いがありました。「バンダナ」ではなく、「スカーフ」です。 (2019年6月14日 23時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 14話に誤字がありました。「考案を辞めて」ではなく、「公安を辞めて」です。 (2019年6月14日 23時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 10話に間違いがありました。「ビリヤード」ではなく、「ダーツ」です。 (2019年6月14日 23時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 設定に名前変換出来ていない箇所がありました。 (2019年6月14日 23時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぱるる | 作成日時:2019年4月22日 10時

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