元公安の彼女は車椅子に乗っています。

１２． ページ13

コナンくんが、光彦くんに電話をかけるが出ない。


『観覧車にいると思うよ。』





そういうと、3人とも走り出した。




私はいそいでそのあとを追った。








あの5色の光。

『ねぇ、コナンくん。お姉さんから持ってた単語帳みたいなの見せてくれない？』









「あ、うん！」









『ありがとう。』



広げてみた。

…やっぱり、配置も全て完璧に。


今は昼だからいいけど……夜になったら…っ。








「NOCは……キール、バーボン

スタウト…アクアビット……リースリング」






歩美ちゃんが、コナンくんに連絡をかけてるらしい。




「光彦！！お前なぁ！！」









『コナンくん！！電話をスピーカーにして！！』









「…う、うん！！歩美？どうした…？」









「観覧車に乗ってたら、お姉さんの具合が悪くなっちゃって…っ、」









「それで？彼女の容態は？」









「頭抑えて何か言ってるけど、意味がわからなくて。」



意味わからなくて当然だ。






『…ごめん！！コナンくんたち、私用事思い出したから先帰る！！』









「えっ……あ、うん！気をつけてね！」









『ありがとう！！』





車椅子を漕ぎながら、私は誰に連絡するか迷っていた。


零くん……だめだ、今仕事中。忙しいに決まってる。



風見くんも…、





組織のことを知っている人物……。


あ！！！





『…お願い、お願い……出てっ』









「もしもし」









『秀一！！お願い！！今すぐ東都水族館に来て！！！
早くしないと零くんが殺されちゃう…！！！』

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