元公安の彼女は車椅子に乗っています。

１１． ページ12

『私は、ここから見てるね。コナンくん達楽しんできて。』









「え、あ、うん！」






キュラソーの元に、プラチナブロンドの女性が近寄って行った。


ベルモット……。








「おーい！コナーン！灰原ー！A姉ちゃん！」








元太くんが身を乗り出して手を振った。








「元太危ない！！！」




その瞬間、元太くんが落ちてしまった。







くっ……、麻痺してなかったらいけるのに…っ。





軽い身のこなしで、キュラソーが元太くんを救ってくれた。




「元太ー！！」









コナンくんと哀ちゃんと、スタッフの人が走っていった。


哀ちゃんが、キュラソーの正体に気がついたようだった。







私達は、スタッフさんの言う通り医務室に向かった。






『………。』


なんで、阿笠さんが怪我してるの？






「博士も大丈夫みたいですし、観覧車に乗りに行きましょう！」






哀ちゃんが、コナンくんに声をかけた。






「待って！江戸川くん。ちょっとお話が。」









「じゃあ、わしらだけでも先に…「だめよ！！待ってて博士。」」







ーーーーーーーーーーー


私は、コナンくんたちから離れて1人で飲み物を買いに行った。

……ペットボトルにバレないように盗聴器でも付けておこう。





『はい！元太くんたち！』









「「「ありがとう！！」」」







作戦成功。


髪の毛でバレないようにインカムをつけた。

うん。性能も落ちてない。






コナンくんの近くに行こうと車椅子を動かしていた時だった。



「何やってるんだ博士は…！！！！」





子供たちの方を見るといなかった。

……やっぱり。








「博士！！」









「あー！鳩ぽっぽが！！」









「それどころじゃないわ、博士！！」

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