元公安で元彼女は車椅子に乗っていました。 【降谷零】

２． ページ3

「お待たせしました！」



目の前に置かれたのは美味しそうなハムサンド





『「いただきます」』






『んー！美味しい！』




ハムサンド、同棲してた時に作ったやつだ。

隠し味の味噌も入ってる。懐かしいな…。



「安室さんは、料理も全部完璧なんだよ！」




知ってるよ。

1番隣で見てきたもん。




『そうなんだ！』





このポアロは雰囲気がよい。

コーヒーの匂い、タバコの匂いはあまりなくて、

爽やかな感じがする。




『コナンくんは、どこに住んでるの？』


アイスティーを飲むコナンくんに尋ねた。






「上の毛利探偵事務所に住んでるの！」







『そうなんだ』


なぜ、苗字が違うのか。

まぁ、色々人にはあるんだろう。
それを出会って数時間しか経ってない私が聞くことではない。





『じゃあ、ポアロに来たのはお昼ご飯を食べに？』









「ううん！友達と遊ぶ約束しててさ！」









『…そっか、じゃ、私はお邪魔かな？』








「んーん！むしろ、みんなに紹介したいからいてほしいんだけど…だめかな？」









『いいよ。どうせ暇だし』





平日のお昼ということもあり、お客は私たちだけ

梓ちゃんと零が隣に座った





「Aさん、ほんとお綺麗ですね！
ね！安室さん！」








『呼び捨てでいいよ、梓ちゃん』







「あれ？名前教えましたっけ？」








「僕が教えたの！」







「そうなんだ。安室さん？聞いてます？」



1人の世界に行っていた零くん





「え、ああ、お綺麗ですよね。」



と、私と同じ青色の目をこちらに向けた





『ありがとうございます。二人とも美男美女ですね』







…ほんとに、羨ましいくらいに。

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