検索窓
今日:2 hit、昨日:90 hit、合計:535,404 hit

19.昔話 ページ20

陣平くんと研くんは爆発物処理班、

航くんは検査一課だったはず。

まずは、航くんかな。




『…ごめんなさい、航くんってどこにいますか?』









「…んーと、伊達先輩かな?伊達せんぱーい!」


女性の警察官の人が呼んでくれた。


『ありがとうございます!』






航くんは私の顔を見るや否や車椅子を押した。



「…松田と萩原にも用があったんだろ。あいつらも呼びに行くぞ。」









『…うん、ありがとう。』




爆発物処理班

の、部屋に入る。





「おーい!松田!萩原!!」






陣平くんと研くんはすぐに駆け寄ってきた。

私の姿を見て驚いた顔をしていた。





「…A……??」









『どこか、4人だけになれる場所ないかな……』









「あるぞ」


と、陣平くん先頭にそこへ向かった。




私は三人の愚痴を聞いていた。

少しだけ、心の中にゆとりができた。






『…実はね、ある作戦で零くんを守ろうとして脊椎を損傷したの。
右半身は動くんだけど左下半身が動かなくなっちゃって。』




研くんが私の左足を触った。




「…感覚は?」




横に顔を振った。




「…そっか。」








『…ごめんね。所属してた部は言えないの。
けど、私はそこをやめた。』








「「「…え……」」」







『…きっと、私がいても邪魔だから。』







「…そうか、辛かったな。」



3人とも私の頭を撫でてくれた。






『…あとね、零くんとも別れたの。』







「「「は??」」」







『私が、耐えられなかった。
零くんにはもっといい人がいるからって、


…最低だよね。私。

けど、けどっ……そうするしかないと思ったから。』




零くんと景光くんの前では出なかった涙がいっぱい出てきた。

20.昔話→←18.昔話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (236 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
859人がお気に入り
設定タグ:名探偵コナン , 車椅子 , 恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ぱるる(プロフ) - ののいろ系女子さん» 読んでいただきありがとうございます。 (2019年4月21日 13時) (レス) id: 5de34ee8c2 (このIDを非表示/違反報告)
ののいろ系女子 - ヤバイもうこの時点で泣いた (2019年4月21日 7時) (レス) id: 8fb3eabd58 (このIDを非表示/違反報告)
ぱるる(プロフ) - 美香さん» はじめましてです!読んでいただきありがとうございます。そのお話も本作で出す予定ですのでお読みください! (2019年4月20日 23時) (レス) id: 5de34ee8c2 (このIDを非表示/違反報告)
美香 - 初めまして!続き頑張って下さい!夢主ちゃん、秀と仲いいんだ、アメリカに出会っているからかな? (2019年4月20日 23時) (レス) id: eb4cd069f4 (このIDを非表示/違反報告)
ぱるる(プロフ) - あいりさん» 初コメありがとうございます。こちらこそ、読んでいただき光栄です。土日しか更新できなく、とても話の展開は遅いですが、ご了承ください。ありがとうございます。 (2019年4月20日 19時) (レス) id: 5de34ee8c2 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ぱるる | 作成日時:2019年4月19日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。