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18.昔話 ページ19

景光くんと入れ違いに零くんが入ってきた。





「…手紙があるんだろ?」








『…やっぱり聞いてたの?うわぁーん、恥ずかし。



じゃあ、読むね。



零くんへ

零くんにはいろんなとこで様々な迷惑をとーってもかけました。
申し訳なく思ってます。
んー、零くんにはこれっ…としたお話が特にないんです。

零くんは、半年前の銃撃戦を後悔してますか?』




そう聞くと、抱きついてきた。



「……あたりまえだろ。
なんで俺じゃなくてお前なんだって
何回も何回も思った。この半年間片時もお前を忘れたことは無い。」









『……そっかぁ。
ここからはお手紙じゃなくて私の口から言います。



零くん、別れよっか。私たち』





目の前にはびっくりした零くんがいた。



「…嘘だろ?なぁ、エイプリルフールはもう終わったぞ」





『嘘じゃないよ。』







「嘘だ。」









『嘘じゃないの。』







「…何が悪かった?何を気にしている?
俺は気にしてない。ただ、お前とこれからを歩みたいだけだ…」








『何も悪くないんだよ。ただ、私の心が弱いだけなの。
もう、私のせいで後悔する零くんを見たくないの。
恋人としてじゃなくて幼馴染として接して欲しいの。
零くんにはもっといい人がいるから。

ごめんね。さよなら。大好きだったよ。』







最後に抱きしめて私はそう言った。



最後の零くんの姿は見れなかった。


見たらきっと泣いてしまうから。





必死に泣くのを我慢して警視庁に向かった。

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ぱるる(プロフ) - ののいろ系女子さん» 読んでいただきありがとうございます。 (2019年4月21日 13時) (レス) id: 5de34ee8c2 (このIDを非表示/違反報告)
ののいろ系女子 - ヤバイもうこの時点で泣いた (2019年4月21日 7時) (レス) id: 8fb3eabd58 (このIDを非表示/違反報告)
ぱるる(プロフ) - 美香さん» はじめましてです!読んでいただきありがとうございます。そのお話も本作で出す予定ですのでお読みください! (2019年4月20日 23時) (レス) id: 5de34ee8c2 (このIDを非表示/違反報告)
美香 - 初めまして!続き頑張って下さい!夢主ちゃん、秀と仲いいんだ、アメリカに出会っているからかな? (2019年4月20日 23時) (レス) id: eb4cd069f4 (このIDを非表示/違反報告)
ぱるる(プロフ) - あいりさん» 初コメありがとうございます。こちらこそ、読んでいただき光栄です。土日しか更新できなく、とても話の展開は遅いですが、ご了承ください。ありがとうございます。 (2019年4月20日 19時) (レス) id: 5de34ee8c2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぱるる | 作成日時:2019年4月19日 22時

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