珠世様と住む女の鬼

頭痛 ページ7

頭が痛かったのでこれを書きました


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「うーん…？」


なんだか今日は頭が痛い。

風邪かなぁ…でも、私は鬼だしなるわけないし……

珠世様に相談しようかな？

あーでも、忙しくないかな…




「A」

「えあっっ！？……」


‪驚いて変な声が出てしまった。…変だと思われたかも。


……元気が出ない。


「…A、元気ないな」

「…え、えっ」


なんで分かったの？？！
そんな元気ないって顔に出てたのかなっ！？
でもでも、真顔だったはずだし？


「珠世様のところへ行くぞ」

「え、…うん。

ねぇねぇ、なんで元気ないって分かったの？顔に出てた？」




「…いや、いつもだと駆け寄ってくるのに今日は駆け寄ってこなかったからな」


「…ふふふ…そっかぁ…」




なんだか嬉しくなって、握っていた愈史郎の手をギュッと握った。






「風邪ですね。」

「えっ？私…鬼ですよ？」

「ええ、確かにAは鬼ですが、血や目などが限りなく人間に近い。
だから風邪になったのかと…」


確かに…血だって珠世様と愈史郎に分けてた…(私は人間の血を飲んでる)



「納得できませんよ〜…」

「これは人間の薬ですが、一応…飲んでおいてくださいね」


「はぁい…」

「よし、さっさと寝てこいA」


うぅ…ついてきてくれないのかぁ




「では珠世様、私は寝てきます」

「えぇ、ゆっくり休んできて下さいね」

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