ストレス３２ ページ32
マイク『１位轟チーム！
２位心操チーム……って、まてまてまて！
心操が鏡にお姫様抱っこされてんぞぉぉ！？！？』
相澤『……鏡、今すぐおろしてあげなさい』
実況のせいで注目の的になってしまった。
目立つのイヤなんだけど……。
相澤先生も言っていたので私はそっと心操くんをおろした。
私たちは２位になったから最終種目へとコマを進めた。
お昼休憩を挟んでから再開するらしい。
相澤『あー、鏡。昼飯持って
硝子「……えー」
放送室にいるからと権限を私用に使いすぎじゃないかな。
硝子「先生は私が迷わず行けるとお思いですか？」
相澤『……そこにいなさい、迎えに行くから』
マイク『お前らコントでもしてんの？』
そうして私は保健室に強制連行となったのだった。
相澤「体調悪いのか」
硝子「“個性”で治したので大丈夫です」
相澤「……あのな、“個性”使う前に報告するよう言っただろ」
相澤先生がため息をつくので視線を逸らす。
ＵＳＪの一件から、相澤先生と約束したことがある。
それは、無闇矢鱈に“個性”を使わないこと。
私は、ストレス性の胃痛や頭痛を“個性”で治すのだが、
本来ならば病院で検査して治療を施してもらう必要がある。
まあそれが常識だろう。
でも、私は“個性”で治せるのだ。
相澤「吐いたのか」
硝子「…………はい」
相澤「……とりあえずバアさんのとこ行くぞ」
相澤先生に手を引かれて歩き出す。
そっと見上げると、相澤先生と目が合った。
相澤「……なんだ。お姫様抱っこがいいのか」
硝子「……先生までいじらないでよ」
相澤「いじってないよ。してほしいのかと思っただけだ」
硝子「なにそれ」
私がそう言うと、相澤先生の足がぴたりと止まる。
名前を呼ぼうとしたら、体が浮いた。
硝子「せんせ、これっ」
相澤「舌噛むから静かにしてなさい」
思わず口をつぐんだ。
心操くんをおんぶしてもお姫様抱っこしてもなんともなかった。
勝つためだったからかもしれない。
……でも、今は。
心臓が痛くて、体がまるで沸騰してるみたいに熱い。
硝子「……」
そろりと腕を首にまわすと、先生は腕の力を強くした。
触れたところからとけてしまいそうで。
はなれたい、でも、はなれたくない。
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肩ｺﾘｺﾘｺﾘｰﾅ(プロフ) - りら。さん» ありがとうございます！私が読みたくて書き始めたんですが、予期せず、たくさんの方に読んでいただけて嬉しいです☺️コメントありがとうございます👏 (2023年1月1日 21時) (
レス) id: 1c6c46020b (このIDを非表示/違反報告)
りら。(プロフ) - 過去一っていうのはこれまで自分が見てきた夢小説の中でって意味です💦 (2023年1月1日 21時) (レス) id: 2d683a5810 (このIDを非表示/違反報告)
りら。(プロフ) - 過去一面白いです！更新楽しみにしてます！！ (2023年1月1日 21時) (レス) @page48 id: 2d683a5810 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：肩ｺﾘｺﾘｺﾘｰﾅ | 作成日時：2022年12月24日 23時
