ストレス２７ ページ27
通路を抜けると、日差しが強くて目を細める。
マイク『What！？ここでヒーロー科１年Ａ組鏡硝子の登場だ！
もう全員スタートしてるぞ！？大丈夫なのか！？』
キーンッ、と実況の声が響く。
うるさいから耳を塞ぎながら審判の先生に近づく。
ミッド「鏡さん！？どうしたの？」
硝子「ゲロってました。今からスタートしてもいいですか」
ミッド「えっ！？体調は大丈夫なの！？」
硝子「大丈夫じゃないですけど、まあ大丈夫の時のほうが稀ですから」
ミッド「それってヤバいんじゃないの？
それに、今からスタートしても……」
硝子「大丈夫です」
モニターを見ると、そこには紅白頭くんが映し出されていた。
どうやら彼が先頭で、もう第二関門に突入しているらしい。
硝子「ガラスちゃん行こっか」
ガラス『“こせい”はつどうします！』
＿＿＿＿＿ドンッッ！！！
一気に門を抜ける。
さあ、どれだけ巻き返せるだろうか。
マイク『は…速すぎんだろぉぉぉっ！？！？
おいおい、どうなってんの？もう最後尾抜いてるぞぉ？！』
相澤『まあ鏡の“個性”なら妥当だな』
マイク『鏡がどんどん抜いていく！！おいおい最強かよ！？』
ただ人がいるほうへ走ればいい。
方向音痴の私には出遅れスタートがちょうどいいのかも。
第二関門が見えた。
硝子「ガラスちゃん消費量上げて」
ガラス『はーい！』
スピードが上がる。
助走をつけてそのままジャンプする。
崖から崖へとひとっとび。
硝子「見えた……先頭」
ようやく紅白頭を捉えた。
マイク『鏡が最終関門にやってきたぁぁ！！
おいおいスタートから１分かかってねぇぞ！？！？
誰が想像した！？ダントツビリからの追い上げ！
あの細い脚のどっからあんな脚力が出んだよ！？
ここまで全力疾走したのに涼しい顔だ！
さすがはＡ組のクールビューティー！！！
その美しさと身体能力にリスナーは釘付けだぁぁ！！！』
相澤『…………』
最後は地雷。
でも、私には関係ない。
爆発よりも速く。
爆風なんて関係ない。
硝子「！」
目の前で爆風が起きて、空中へと逃げる。
すると、先頭が紅白ではなく緑に変わっていた。
あれは……緑谷くんだ。
硝子「……遅いよ緑谷くん」
緑谷「！」
……さあ、頂はすぐそこだ。
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肩ｺﾘｺﾘｺﾘｰﾅ(プロフ) - りら。さん» ありがとうございます！私が読みたくて書き始めたんですが、予期せず、たくさんの方に読んでいただけて嬉しいです☺️コメントありがとうございます👏 (2023年1月1日 21時) (
レス) id: 1c6c46020b (このIDを非表示/違反報告)
りら。(プロフ) - 過去一っていうのはこれまで自分が見てきた夢小説の中でって意味です💦 (2023年1月1日 21時) (レス) id: 2d683a5810 (このIDを非表示/違反報告)
りら。(プロフ) - 過去一面白いです！更新楽しみにしてます！！ (2023年1月1日 21時) (レス) @page48 id: 2d683a5810 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：肩ｺﾘｺﾘｺﾘｰﾅ | 作成日時：2022年12月24日 23時
