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セコム58 ページ8

隠1「ごめんくださいませー」




隠2「……全然誰も出てこねーな」





屋敷の中に入り、隠がそう声をかけるが応答は無い。



だが、私はサッと靴を脱ぐと屋敷にあがった。





隠1「流石に屋敷に上がるのは……って、小竜様!?

ちょ、え、お待ち下さい!!」




A「確認とかいいんですよ、炭治郎様は怪我してるんですから」




隠2「(自由すぎる……)」





私は隠を置き去りにして、屋敷の中へ進む。


中からは人の気配がするので、無人ではないだろう。



その時、近くに人の気配を感じた。

気配を辿れば、そこには白衣を着た女が立っていた。





A「怪我人の手当てを頼みたいのですが」




少女1「きゃっ!」





私が背後から声をかけると、

女は肩をビクリと大きく震わせながら悲鳴をあげた。


どうやら、驚かせてしまったらしい。





少女1「す、すみません……。

怪我人ですね。どうぞ、こちらへ」





だが、彼女はすぐに落ち着きを取り戻してそう言った。


話が早くて助かるな。



私はそう思いながら、彼女の後ろを歩く。


すると、近くの部屋から大きな悲鳴が聞こえた。





?「いやあぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!


一日に五回飲むの!?しかも三ヶ月間!?この薬を!?

すげぇ苦いんだけど!辛いんだけど!


ていうか、薬飲むだけで俺の腕と足治るわけ!?本当!?」





部屋を覗いてみると、そこには眩しい金色の髪をした男がいた。

なんかめっちゃ泣いてる。



すると、それを見た女が「まだ騒いでる……」と愚痴をこぼした。





炭治郎「善逸……!!」




A「もしかして、炭治郎様のお友達ですか?」




炭治郎「そうです!まさか、山に入ってきてくれていたなんて……」





そうか、あのお方が炭治郎様のお友達か。


炭治郎様に仲の良い人がいることは手紙で知っていた。

まさか、こんなところで会えるとは。





少女1「静かになさって下さい!!

説明は何度もしたでしょう!いい加減にしないと縛りますからね!!」




善逸「ヒィィィッッ!!!!」





叱られた善逸様は、とても汚い高音で叫ぶ。

そして、怯えた様子で布団に包まった。




どうやら、炭治郎様のお友達はとてもユーモアに溢れる方らしい。

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なんてこったパンナコッタ(プロフ) - 更新よろしくお願いします!! (6月14日 23時) (レス) id: 505aaafbd1 (このIDを非表示/違反報告)
k - 更新待ってます、、! (2023年5月5日 13時) (レス) @page32 id: 5c864d8d23 (このIDを非表示/違反報告)
瑠李(プロフ) - いつも更新待っています(*^^*) (2022年6月24日 19時) (レス) @page32 id: 9824e2f221 (このIDを非表示/違反報告)
q - 早く更新してね!いつも待ってるから、、、 (2022年5月21日 16時) (レス) @page32 id: 8db81fc394 (このIDを非表示/違反報告)
新木優子 - 更新まだですか❓ (2022年5月5日 16時) (レス) @page32 id: 8db81fc394 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:渡邉 なちゅ。 | 作成日時:2019年11月19日 0時

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