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セコム63 ページ13

Aside






善逸「Aちゃぁぁん!今日も来てくれたんだね!

Aちゃんに会えて、俺とっても嬉しいよぉっ!!」




A「こんにちは、善逸さん。お元気そうで何よりです」





私が戸を開ける前に、それが大きくガラリと音を立てて開く。


そして、そこには満面の笑みを浮かべた善逸さんがいた。




初めて顔を合わせたあの日、

善逸さんは私に好意を抱いてくれたようだ。


いや、恋愛感情とかではないが。



隊の中で遠巻きにされている自覚はあったのだが、


何故か善逸さんははこうして笑顔で私を出迎えてくれる。



それに、とても耳がいいらしく、

私の足音を聞き取ってこうして出迎えまでしてくれる始末。



炭治郎さんのお友達はいい人ばかりらしい。





炭治郎「いつもお見舞いにきてくれてありがとう。

善逸、嬉しいのはわかるがあまりAを困らせるなよ」




善逸「わかってるよぉ。えへへ、Aちゃん〜」




炭治郎「本当にわかっているんだか……」





炭治郎さんはそう言うと、困ったように苦笑いを浮かべた。




見舞いにくるようになって、早二週間。


炭治郎さん達は少しずつであるが回復に向かっていた。




三人と話すようになってから、変わったことがある。




まずは、呼び方。


尊敬の意を込めて『様』をつけて呼んでいたが、

炭治郎さん達に猛反対されやめさせられてしまった。



また、ここでは面を外すようになった。


頬から口元まで火傷の痕があるのだが、

それでも「Aは美人だ」と言われたのだ。


そんなこと言われたのは初めてで、三人の優しさに心が温かくなった。



なるべく顔が見たい、と言われて、

見舞いにくる時は面を外すようにしている。





伊之助「キツネ!お前にツヤツヤのどんぐりを見せてやるよ!」




善逸「今日ね、ちゃんとお薬飲んだんだよ〜?褒めて〜」




炭治郎「この間のお団子、とっても美味しかったよ!ありがとう!」





三人が笑顔を浮かべながらそう言った。



それは、私の心を暖かくする魔法だ。

とても心地好い気持ちになる。





A「ふふっ」





この時ばかりは私の頬も緩んでしまう。

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なんてこったパンナコッタ(プロフ) - 更新よろしくお願いします!! (6月14日 23時) (レス) id: 505aaafbd1 (このIDを非表示/違反報告)
k - 更新待ってます、、! (2023年5月5日 13時) (レス) @page32 id: 5c864d8d23 (このIDを非表示/違反報告)
瑠李(プロフ) - いつも更新待っています(*^^*) (2022年6月24日 19時) (レス) @page32 id: 9824e2f221 (このIDを非表示/違反報告)
q - 早く更新してね!いつも待ってるから、、、 (2022年5月21日 16時) (レス) @page32 id: 8db81fc394 (このIDを非表示/違反報告)
新木優子 - 更新まだですか❓ (2022年5月5日 16時) (レス) @page32 id: 8db81fc394 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:渡邉 なちゅ。 | 作成日時:2019年11月19日 0時

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