【鬼滅の刃】水柱の継子がセコムすぎる［弐］ (ページ11)

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セコム６１ページ11

不死川「殺すっ！！！」

宇髄「落ち着け、この馬鹿！」

冨岡さんに掴みかかろうとした不死川さんを宇髄さんが止める。

身長差……ふふっ。

いや、違うわ。笑っちゃ失礼よ。

煉獄「冨岡、それはどういうことだ？

不死川のほうが入隊したのは早かっただろう。

それに、ほぼ不休で鬼を殺しているし」

伊黒「そうだそうだ。

鬼の討伐数なら不死川の圧勝だろう。ちゃんと説明しろ」

好奇心が勝り、煉獄さんと伊黒さんがそう問う。

みんなは小竜さんに興味があるのだ。

だって、あの冨岡さんが頭ぽんぽんをしたんですよ！？

まるで幼子に話しかけているような優しい声音で、

『よくできたな、よしよし』とやったんですよ！？

みんなの関心は、小竜さんに注がれていた。

冨岡「鬼を殺した数ではない」

胡蝶「え？」

冨岡さんの言葉に私は首を傾げる。

みんなも目を点にしていた。

では、何を定義に言ったのでしょう……？

胡蝶「！」

その時、ふと前に会った時の記憶が蘇った。

何か揉めたらしく、小竜さんはぐるぐるに縛られていた。

だが、それを自力で脱出したのだ。

いくつもの関節を一瞬で外し、

密着していた縄と体の間に僅かな隙を作り、

片手で刀を扱い縄を切り、

また一瞬のうちに関節を戻して不死川さんに斬りかかった。

関節を外すという行為は、自力では無理に等しい。

柱もできないだろう。

それなのに、小竜さんは外しただけでなくそれを戻した。

それも一つではなく、複数。

それに、彼女は人を殺すことに対して迷いが無かった。

私達は鬼を殺すことはあっても、人を殺めることはしない。

民間人は守るべき存在だから。

でも、彼女は……躊躇しなかった。

そして、彼女の殺気に恐怖を感じた。

柱の私ですら、怖いと思った。

……まさか、そんなはずはない。

だって、カナヲよりも幼い女の子よ？

そんなはずは……。

胡蝶「小竜さんは……」

人を殺したことがあるんですか?